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2016年9月26日 (月)

あゝ無惨!再掲・上白滝駅・解体

 移ろいゆくものに無情を感じ、滅びゆくものに無常観を見る、天気の優れない彼岸のせいかそんな気になった。昨日の白樺峠は晴れ間が出て、雨で待機していたタカが渡り、昨日は5000羽近くが渡り、今年一番のタカの渡りであったようだ。今朝は秋晴れを見て遠くの空を見上げる朝であった。

2016年3月のJR北海道のダイヤ改正で廃駅になった国道333号線沿いの秘境駅、上下で朝夕二本の日本一ダイヤの少ない秘境駅として各種メディアでも有名になった。上白滝駅は2015年6月に野鳥撮影で移動中のラジオで秘境駅と知り、俄か鉄ちゃんとして訪れた駅である、写真は廃駅になる前年の姿と2016年6月20日の解体中と12日後の7月2日解体後に跡形もなくなり更地になった時の写真の再掲です。

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2015年6月13日 撮影の上白滝駅 

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発着本数が日本一少ない秘境駅、朝は下り7:04、夕は上り17:11、高校生の登下校の時刻ダイヤ。白滝の名が付く駅名が4駅続く、白滝以外は今年のダイヤ改正で廃駅になった。

 

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下り白滝方面、線路際のルピナスの花が満開の時期であった

 

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上り上川方面、ホームに野花が咲き野趣豊かな田舎の駅 

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改札口はいつも閉じられたままであった、改札と事務室のカーテンも閉じられたままの無人駅であった

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 2015年6月13日 撮影の駅名表示と芝桜の後方はホームにトイレがあった 

 

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一年後の2016年6月20日 解体中の上白滝駅、形あるもの常ならず、あゝ無常。 

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解体業者の作業員5、6名が8時から解体作業を始める前の7時45分頃に解体業者に断って解体現場に入り、コンデジとD7100で撮影

 

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白滝方面、線路際のルピナスは今年も花盛り

 

 

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外された駅名表示の後方からの上川方面

 

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解体中の改札口からの上川方面、線路が見えなくなったあたりから左にカーブして、国道333号線の下を石北本線はアンダーパスする

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白いシートの隙間からカメラレンズを差し込んで写した解体中の駅舎室内

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シートの隙間から写した突き当りは待合室と思われる

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木造部分が取り払われた解体寸前のホームのトイレ

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白滝方面からの解体中の上白滝駅、滅びゆくものに花が見送る

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上川方面の畑から解体中の上白滝駅の遠景、手前のカマボコ型は駅に隣接する工場

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同じ日に上白滝駅から上川方面へ約1km、急カーブする国道333号アンダーパスを通過直前の特急オホーツク 気動車キハ183系、アンダーパスの先は湧別川橋梁を渡る

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2016年7月2日の跡形も無くなった上白滝駅の跡地、変わらぬものは山の姿

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駅舎が無くなった上川方面を映す、ロープが無ければここに駅舎があったとは思えない!

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白滝方面を写す、駅があった唯一の証左は白い箱形設備

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一線一面のホームから白滝方面を写す、駅名板以外は昨年と変わらぬ風景

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改札口のあった付近から上川方面、6月20日に解体業者はこのホームも別の業者が取り崩すと説明していた。いずれこのプラットホーム跡もなくなる。

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白滝側から駅舎があった側面からの風景、見えるのは隣のカマボコ型工場

無常とは常が無い、変わるもの、この世に永遠不変のものはない、秘境駅の消滅流転ではかなさを知る。

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