島青鵐(シマアオジ)の至近撮影
野菜の日に台風10号により岩手県と北海道で多大な被害が出た、日本は災害大国である。9月1日は「防災の日」。台風・高潮・地震などの災害に対する認識を深め、平時の備えについて確認する日。9月1日。大正12年(1923)同日に関東大震災が起きたこと、また、暦の上で台風の多い二百十日に当たることから、昭和35年(1960)に制定。 (デジタル大辞泉の解説)
災害には暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、地震、津波、噴火などの自然現象による災害。原発事故・火事・爆発などのような人間の行為による災害。外出先や住宅内における日常生活における災害など様々な災害があると思われる。
我が家ではこの3年間に世間で起きた災害と呼ぶほどの事は起きてはいないが3年前の夏に夫婦とも外出先で転倒して骨折する怪我をした、夫は北海道で撮影旅行中の紋別の道の駅で転倒して顔を強打して右眉を5針縫う怪我と右手首の骨折、婦は夕食後に近所を散歩中にいずれも雨天の日であった。3ヶ月間不自由な日常生活を強いられた経験がある。この時の怪我で右手首関節に後遺症が残り、右肩を骨折した連合いは未だにリハビリに通っている。
世の中悪いことばかりではない、一週間後の右眉の抜糸を待つ間にサロベツに滞在した時に「怪我の功名」とも言える写真が撮れた。
探鳥の余興に探蝶をたまにするがこの時はミドリシジミ蝶の幼虫(薄緑色のケムシ)が木道際の湿地に生えるハンノキの葉にくるまっているのをシマアオジが採餌や給餌をするために嘴に咥える生態写真が至近距離(5~6m)で撮れた。
3年前の同じ年の5月に東南アジアから渡来する島青鵐を渡りの途中に舳倉島で初めて撮影した、繁殖地のサロベツ原生花園以外でも初、ヘクラ島でこれも至近距離で撮影(8年目8回目の舳倉島での撮影でこれが八つ当たりの大ヒット?)
2016年のサロベツ原生花園のシマアオジは約50m先のはるか遠くで囀ることが多かったが2013年6月29日~7月3日までの滞在期間中に7月2日夕方6時に木道近くのハンノキに来たシマアオジを撮影。
木道の際にあるハンノキの上でのシマアオジ♂のさえずり
ハンノキの葉は青虫の虫食いだらけ、嘴に青虫(ミドリシジミの幼虫)を咥えている
近くで撮るとシマアオジの成鳥夏羽が綺麗に撮れる、額から顔、喉は黒く、頭頂からの上面は茶褐色がよくわかる
ゆっくりテンポの囀り、図鑑にある囀り「フィヨフィヨピイピプュイピュイチ」が聴こえてきそう、大雨覆の羽先と中雨覆は白い、脇腹の茶褐色の縦班がある
嘴の中に旨そうに青虫が見える
近くでは黄色い体下面の毛づくろいも見られた
この年の二ヵ月前の5月11日に舳倉島の龍神池で撮影した渡りの途中のシマアオジ♂、真っ黒い顔・額・喉、真っ黄色の腹が目立つ、岩場に落ちている草木の種子を採餌するようだ
岩場のシマアオジと草木の実、岩場では足まで全身が見られる
岩場のシマアオジはサロベツの繁殖地では見られない珍しい光景
真正面からのアングル
舳倉島から飛島、天売島などの日本海側の島々を経由して繁殖地のサロベツ原野に渡来するものと思われるが年々渡来する数が減少している。
2013年5月11日、渡来途中の舳倉島と繁殖地のサロベツ原野の7月2日、2ヶ所とも近くで撮れたシマアオジの夏羽成鳥♂の写真
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