静態保存SLその6、旧朝日駅跡B201号機
子供の頃からの蒸気機関車への憧れと郷愁、SLロマンに魅かれて、ドームやタンクが角形のB20式蒸気機関車を静態保存してある、北海道岩見沢市朝日町 旧国鉄万字線朝日駅跡の蒸気機関車B20 1号機を5月9日に訪れた。
B20形蒸気機関車は、日本国有鉄道(国鉄)の前身である運輸通信省(のち運輸省)が第二次世界大戦末期から終戦直後にかけて少数を製造した、主として入換え作業用の小型タンク式機関車である。単純化された戦時設計で、あくまでも生産性重視の省力構造である。徹底した資材節約と工数削減化により一切の装飾が排除され、ドームやタンクは直線形態、仕上加工も省略するか最低限に抑えるなど、美観に対する配慮はほとんど見られない。(ウィキペディア国鉄20形蒸気機関車より一部参照)
プラットホームの屋根下に静態保存のB201号機
ドームとタンクの直線と角形のスタイルのB20-1号機
見慣れたのデコイチ(D51)やシゴナナ(C57)、キュウロク(9600)などからみると小型軽量の角形スタイル、かなり異形の蒸気機関車であるが現役の姿を見た記憶がない。
屋根のある他の静態保存の場所と違い、ホームにも屋根があるので一般的な静態保存の屋根よりもかなり大きくSLを雨・雪から保護している。
朝日駅跡の左脇に「国鉄万字線 朝日駅跡」の石碑がある。
石碑の裏書には「大正三年十一月十一日室蘭線志文駅より分岐する万字線(志文―万字炭山間)が開発、大正八年十一月十一日朝日駅が新設される・・・以下割愛
万字線鉄道公園の案内板
案内板の裏の趣旨「国鉄万字線について」の志文駅・上志文駅・朝日駅・美流渡駅・万字駅・万字炭山駅間23・8km、昭和60年3月31日、70年間の歴史を閉じた。
斜めからの機関室、ホームから中に入れる
ホームの反対側にハシゴがあり、こちらからも運転室に入れる、一番の見所は二軸動輪とクランクシャフトがよく見える
運転室からの景色 罐の周囲の計器とバルブ類 車止め方向の眺め 旧朝日駅の入口 旧朝日駅の改札口をホーム上から写す 朝日駅跡の駅舎・ホーム・桜を写す 旧朝日駅跡・プラットホームの景観 道の駅三笠よりここまで202km走行しての廃駅探訪の旅、朝日駅跡の静態保存SLB201の撮影であった。
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