静態保存SLその3、19671号機
北海道帯広市愛国町 旧広尾線愛国駅跡の愛国駅交通記念館に静態保存のSL 19671号機。
通称でかぐろの蒸気機関車9600型19671号機の静態保存である。1918年3月28日に川崎造船所で製造された機関車は、全長16.56m、幅2.61m、高さ3.81m、重量94.85tの870馬力、最高速度65km。石炭は6t、水量は13m2搭載できた。1975年5月4日に運用を停止するまで道内各地で運用され、地球のおよそ55周半に及ぶ2,216,098kmを走行したという。(履歴は説明板より)
ひと月前に幸福駅の気動車と愛国駅のSLをブログアップしたが静態保存シリーズのSLとして今回再編集しての掲載となった。
9600の付番法:製造順に1番目が9600、2番目が9601、3番目が9602となる。100番目が9699、101番目は普通に考えると百の位を上げて9700となる。しかし、すでに9700形という形式の蒸気機関車が存在したため万の位を使い、101番目は19600とした。以後100番目ごとに万の位の数字が繰り上がり、200番目が19699、201番目が29600…19671号機の製造ナンバーは172番目となる。
万の位の数字×100+下二桁の数字+1=製造順(ウィキペディアを参照)
愛国駅交通記念館のシャッターが開く前のホームとSL19671号機、鳥撮りは朝が早い6時に幸福駅、7時に愛国駅の撮影、駅舎の交通記念館の開館時間は8時。
愛国駅の由来は、ここに愛国青年団(明治29年入植)という団体があったことに由来する。広尾線の開通と同時の昭和4年に設置、旧愛国駅は交通記念館として整備してある。
黒光りする勇姿は今にも石炭を食い水を飲み蒸気を吐き出して爆進するような錯覚を起こす
野ざらしにも関わらず、黒光りする機関車は手入れ が行き届いているものと思われる。
5月5日のこどもの日撮影、早朝の俄雨から五月晴れの下の19671号機、子供の時から大好きだった蒸気機関車を目の前にして童心にかえる。
誕生からまもなく百年、引退から41年の星霜が流れる
後ろ姿も黒光りして凛々しく、綺麗に静態保存されている 駅名表示よりも大きなキップ、鉄ちゃんはこれを見ただけでも幸福になれそう 鉄道記念館内の展示物よりも目立つのはブームが去った今でも人気がある愛国から幸福行の切符で待合室は満艦飾のようだ お土産に購入した硬券の入場券と切符セットは愛国駅前の土産物店で販売している。日付は旧広尾線の廃線の日。
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