静態保存の最終編・解体で空振りしたSL
北海道のサクラの時季に始まった初心者の静態保存SL訪問旅は5月1日の小樽総合博物館の動態保存アイアンホース号の乗車と転車台の実機見物、屋内静態保存の静(しづか)号、機関庫保存の大勝号、屋外展示のC12 6号機、C55 50号機に始まり、7月12日のD51-23を最後に今年のSL訪問旅どうやら幕を下ろす時が来たようです。
桜見物・道の駅スタンプラリー・JR駅探訪・野鳥撮影などの合間に静態保存シリーズは43回まで数え、48輌の蒸気機関車を訪問し、シリーズ以外の訪問地の北海道鉄道起点の手宮(小樽総合博物館)と三笠鉄道村の動・静態保存3輌、森林鉄道・動態保存の雨宮21号、名寄市の静態保存キマロキのSL2輌、廃駅の神居古潭駅のSL3輌などを加えると60輌以上の蒸気機関車を訪問し、動態保存の3輌に乗車しました。5月1日~7月12日の73日間で60輌強の蒸気機関車を撮影しました。7月15日からフェリーはハイシーズン料金になりますので13日18:45発の大洗行を予約して14日に帰浜しました。
野鳥撮影で珍鳥情報をいただいて現地に撮影に行ったが、昨日まで居たがもう抜けたと言われ、ガッカリしたことが何回もありました。いわゆる空振りです。
今回のSL静態保存地の情報はWebで検索し、参考にさせていただき、大変お世話になった情報源は「日本で保存の蒸気機関車」→「保存機関車全国地図」→「北海道で保存のSL」をお気に入りに保存して、野鳥撮影の合間に起動して、静態保存SLの検索した情報が15年前の2001年の資料であるために15年間の時の流れにより、SLが解体されたり、閉鎖している場合があり、静態保存地を訪問しても蛻(もぬけ)のカラだったり、更地のなっていたり、夕張市のように財政難で閉館中などの保存場所では見られません。
前回の平取町(びらとりちょう)振内鉄道記念館のD51-23号機と同じように個人所有であった平取町二風谷(にぶたに)のD51-2号機について振内鉄道記念館のD51-23号機を塗装していた責任者にお尋ねすると7,8年前に「中国に売った」と言われたが、Webで確認すると2008年に解体されたと情報がある、どちらが正しいのか詳細は不明であったが自分の目で確認した例もあります。
同じ様にサハリンから帰還したD51-25号機とD51-26号機について平取町の帰路、日高国道237号線からむかわ町で浦河国道235号線に入り、むかわ町宮戸の国道沿いのコンビニで訪ねると数年前まであったが今は無いと聞かされて所在した場所はすぐ近くの小川組と聞いてその場所に行ってみた。
道路標識に道の駅むかわ四季の館2km、この標識の下に株式会社小川組の立て看板の敷地に入り、事務所におられた女性事務員にSLの所在をお尋ねすると8年位前におじいさん(お祖父)が鉄屑として売却したが家に動輪が残っているようだとの説明があった。
小川組の駐車場と敷地、ここに旧ソ連(サハリン)向け輸出から帰国したD51-25号機とD51-26号機の2輌が静態保存されていたと思われるが解体されていまは無かった。個人所有(私企業含む)のSLは将来にわたり解体の運命を背負っているようだ。
5月9日に訪問した夕張石炭の歴史村SL館は2006年に財政破綻した夕張市高松7-1にあるが閉館中であった。
D51の形をした夕張石炭歴史村SL館のエントランスは煙突の後ろの罐(屋根)が壊れていた、この展示館の中に三菱大夕張鉄道4号機と夕張鉄道14号機が保存されている、その後のWeb情報で2008年から閉館中で中のSLは見ることが出来ないそうです。ここでも事前の情報不足でSL2輌を空振りしました。旭川市高砂台のドリームランド高砂ニュー温泉の三井芦別鉄道C58-2号機を捜しに現地に行くが建物があった隣の高砂温泉の駐車場に車をとめて、高砂温泉の受付にSLの所在を訪ねると2~3年前にニュー温泉の建物とSLを解体して更地になっていると聞いて隣の土地を撮影したのが下の写真
旭川市が一望できる高台のにコンクリートを打った敷地にニュー温泉の更地だけが夏草の中に残っていた。残念無念の思いを更地の隣にある高砂温泉に入り、心を鎮めた。高砂温泉で旅の疲れを癒す、ここはいろいろな温泉がある健康ランドであった。
◎ 6月13日に訪れた上川郡上川町栄町の北の森ガーデンのD51-157号機は現地を訪れた時には、今は無い、2009年に解体されたと聞かされた。
ここも15年前の情報が古すぎて、既に解体されて撤去されていたので初心者には空振りのSL訪問旅となった。
◎ 解体はされずに存在はしているが見られなかったのは「北海道で保存のSL」に記載のJR北海道苗穂運転所のC62 3号機とD51 237号機を撮影に7月12日(火)9時30分頃にJR苗穂駅へ見学に行く
7月11日午前9時30分 JR苗穂駅、駅スタンプを押印して入場券を購入してホームに入る
苗穂駅6番ホームからの苗穂工場
6番ホームから撮影した苗穂の構内
6番ホームにあるJR社員専用階段、列車から降りた運転手・車掌がこの階段を上り左手の苗穂運転所・苗穂工場方面に利用する専用階段。9:17分、再び野鳥撮影、昔の鳥と書いて鵲(カササギ)をレンゲの花と撮る。
今年の北海道で最後の撮影となる。
今回で今年の北海道のサクラ・新幹線・道の駅スタンプラリー・JR駅構内撮影・静態保存SL・野鳥撮影旅はようやく終わります。
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