静態保存43・平取町振内鉄道記念館D51-23号機
今回の沙流郡平取町振内町振内鉄道記念館のD51-23号機は、去る6月6日に撮影して、10月27日に静態保存17としてブログ・アップしてある、別海町鉄道記念公園のD51-27号機と同じようにサハリン(樺太)向けに昭和23~24年に30輌が製造され輸出された。昭和40年頃までサハリンで石炭輸送で活躍して、役目を終えて平成2年に日本に帰国して保存が開始された樺太向け仕様のD51型である。
7月12日午後3時に現地(旧国鉄富内線振内駅構内に作られた振内鉄道記念館と屋外展示)のD51-23号機を訪れた時はあいにく塗装作業中であった。
鉄道記念館・入口のガラスには「社会福祉法人 平取福祉会、指定相談支援事務所 なないろ」が平成26年度より入所している。建物右手には義経号のレリーフ。建物後方は旧国鉄富内線振内駅構内に保存している客車(ライダーハウス)が見える。
D51-23号機と思われるSLは塗装作業中であった
塗装用の脚立があるが作業中の人影は見えない
左はホームとライダーハウスの客車、右奥は鉄道記念館
コンデジ撮影の非公式側、主連棒などは先に色入れしてカバーが被っていた。国内よりもかなり大型の前照灯レンズにもカバーが被っていた。煙室扉の蝶番も数が多くゴツク見える
D51-23号機のナンバーが見えない、塗装中でありキャビ内も見えない。
腕木式信号機を入れての振内駅跡のコンデジ撮影
午後3時過ぎは逆光となったテンダーの撮影
テンダーのナンバープレートでようやく「D51-23」号機を確認
スハフ42-519とスハ45-37は5月―9月はライダーハウスになる
旧富内線の駅名標が振内駅を中心にホームに三ヶ所
鵡川駅で日高本線分岐し、沙流郡日高町の日高町駅までを結んでいた(この間15駅)。
ライダーハウスに使われている客車後尾にエントツ?
駐車場の案内看板に振内鉄道記念館とライダーハウスの利用案内がある。
【開館時間】展示室/平日のみ開館9:00~16:00(施錠中のため、見学希望者は振内支所に連絡願います)ライダーハウス /宿泊可能期間 5月~9月【ご利用料金】大人600円 小人300円 ※コインシャワーあり
冒頭に説明した、同じサハリンから帰国した別海町鉄道記念公園のD51-27を参考までに
D51-27の説明板には、この蒸気機関車は、戦後、日本からサハリン(樺太)へ輸出されたものを購入したものである。この型式は、日本国内には1両しかない。昭和24年から昭和40年頃まで、サハリンの東海岸沿いで主に石炭輸送に従事していた。型式は日本のD51に準拠しているが、防寒目的で運転室は密閉式となっており、性能・装備などほぼ同じであるが、区分するために型式と番号の間にハイホンが入っている、などの趣旨が書かれている。
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