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2017年1月20日 (金)

注意信号は黄色い鳥

 冬鳥を交通信号機の色で例えるならば、独断と偏見の見解(ケンカイ:健怪)ではオオマシコが赤信号、青信号がルリビタキとして既にブログアップ済、この段取りで行くと黄色信号はミヤマホオジロと言えるだろうか。
人によっては黄色の冬鳥は大群のマヒワを挙げる人がいるかと思われるがマヒワは平地・山地・林・草原・川原などのハンノキ類などで採餌する大きな群を見かけるが大きさは、L12cmの小形の小鳥、ミヤマホオジロはL16cmの野鳥です。

黄色味の野鳥として、キセキレイ・アオジ・カワラヒワなども通年で見られる留鳥であるが黄色い夏鳥の一番人気はやはり、キビタキです。北海道で繁殖するツメナガセキレイもお腹の黄色が目立つ夏鳥です(沖縄では冬鳥)。サロベツ原生花園で繁殖するシマアオジも頸から体下面の黄色が美しい夏鳥である。
数年前に日本海側の島々を経由して渡来してくる、シマアオジを5月の舳倉島(へぐら)で観察したことがあったが、全身が真っ黄色の珍鳥コウライウグイスと上面が赤茶色で体下面が黄色い珍鳥、シマノジコを夏鳥と冬鳥の交差点ともいえる5月の舳倉島で撮影したことがある。幸福の黄色いハンカチのような黄色い鳥の想い出はいろいろ。

冬鳥のミヤマホオジロは頭頂と顔、胸は黒く、頭頂は冠羽となる。眉斑は黄色で前後は白い、喉は黄色。上面は茶褐色で黒褐色と灰褐色の縦班がある。大・中雨覆の羽先は淡色。体下面は白く、脇腹には茶褐色の縦班がある。嘴は黒く、鉛色味がある。足は肉色。成鳥冬羽雄では、頭頂、顔、胸の黒色部分に淡色の部分がある。
成鳥冬羽雌と雄はあまり変わらないが雌は雄よりも黄色味が少ない、腰は雌雄ともに灰色。


過去に関東周辺5,6ヶ所で撮影した ミヤマホオジロです。

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成鳥冬羽雄

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手前♀、奥のボケは♂

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枝止まりの成鳥冬羽♂ の背羽

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古木の上の成鳥雄 

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角度を変えて  

 

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ミヤマホオジロの習性を知る人は、岩のような古株にアワの実で呼び寄せる

 

 

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地元の相模の林道、草地の上

 

 

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岩場の上

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この木の実は好みの木の実かどうか?

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不安定な枯れススキの上でもお好きのようです

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5月の舳倉島、珍しい季節に撮った岩場のミヤマホオジロ

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夏鳥と冬鳥の交差点のへグラ島、5月のミヤマホオジロ

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5月のへグラ島のシマアオジ、岩場で草木の種子を採餌していた。

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5月のへグラ島で撮影したシマアオジ、サロベツ原野への渡来の途中と思われる

冬鳥の黄色い鳥、黄色信号のミヤマホオジロがいつの間にか、シマアオジに変わる。

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7月のサロベツで榛の木で囀るシマアオジ

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7月のサロベツ、ハンノキで黄色い体下面を羽繕いのシマアオジ

やはり信号色はオオマシコやルリビタキのように上面や体下面の色に目が行きます。ミヤマホオジロの冠羽のような眉斑や喉の部分だけの黄色では物足りませんので、北海道の夏鳥、想い出のシマアオジを助っ人に出しました。

ところで直前に黄色信号に変わった時に「ブレーキ」派と「アクセル」派がいるが、若い頃はアクセル派だったが運転が下手になった今はブレーキ派になった。最初の頃は追突される危険を感じたが今は平気になった、歳とともに運転も変わる。



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