第29回大倉山観梅会
第29回大倉山観梅会の二日目は晴天であったが風が強く、港北三曲会の箏や尺八の楽譜が風のイタズラで捲れて、箏の演奏が乱れる椿事が起きた。控処で出番を待っていた、琴の奏者が事の起こりを心配そうにステージの後ろから見つめる場面も見られた。女子高茶道部の野点では風埃が立つ場面も見られた。
三年連続の三年目の大倉山観梅会であったが家から30分で着く場所、横浜線と東横線をそれぞれひと駅乗車して、東横線大倉山駅から線路沿いを歩いて行く、梅園までの約7分といわれる坂道を上る足取りは、年々上る足元が小幅になり、疲れを覚え更に痛みを感じる加齢が進んだと思われる。寄る年並を制することが出来ない。金属疲労のように経年劣化の疲労を覚える歳になった。それでも今年は初めて土日の二日間の連日の大倉山梅園通いであった。
今年の日刊スポーツ紙の大倉山観梅会の号外に掲載された、2016年写真コンテストの最優秀賞「花咲く場所」の作品、昨年は同じ場所に同じ様な場面で梅にピントよりも出演者にピントを合わせた。この写真は梅にも太鼓奏者のどちらにもピントを合わせ、合わせ技一本でウメェと思われる。
11時からの開演前の10時頃に昭和6年(1931)開園の大倉山梅園の梅の古木を観梅、毎年撮影している名前が「長寿」の白梅を撮る
10時30分頃に高木女子学園高校茶道部の野点を一服 する。
一番前の席で抹茶と饅頭を頂く、抹茶もお菓子の饅頭も甘味が強かった。昨年は港北三曲会の演奏後に順番待ちの列に並んだが途中で300円のチケットが観梅会なので完売した。それに懲りて今年は港北三曲会の開演前に戴く、昨年は一日300名であったと思われたが今年は定員は400名であった。
二日目の19日(日)のプログラムは11時から15時まで一時間毎に港北三曲会の箏と尺八の演奏と港北芸能協会の日本舞踊のプログラムが入れ替わる。
港北三曲会の演奏曲目と箏と尺八の演奏者のプログラム
1、絵日傘によせて。第一箏 伊藤英代能、第二箏 永井文琴佐、十七絃 渡邉勝代、尺八 宮澤 徹 司会の永井文琴佐さん 2、六段の調 箏替手 伊藤英代能、箏本手 網野日左江、尺八 鈴木寂宇山、 風が吹いて、一箏の楽譜がめくり上がり演奏が乱れる、二箏が心配そうに見やる場面が見られた。 春のうたの春の椿事。 4、篝火 第一箏 永井 文箏佐、第二箏 渡邉 勝代 百八 藤井誠山 鈴木寂宇山 5、花は咲く 筝一筝 稲垣 美沙、筝二筝 網野日佐江、一七弦 渡邉勝代 尺八 鈴木寂宇山
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