皐月のエゾナキウサギ
皐月の五月初旬、山はまだ雪景色のガレ場の穴から出て来て、苔なのか草を採食するナキウサギです。生涯で初めてのナキウサギを撮影した日の出来事でした。ガレ場まで15分歩くといわれていましたが山道は残雪が深く、所々では柔らかい雪のドツボに嵌るように、股まで雪に潜り、長靴の中まで雪が入り、30分位かかり難儀して、やっと撮影現場のガレ場まで登りました。暫くすると逆光の中にエゾナキウサギがあらわれました。生涯で初めて見たエゾナキウサギです。
ウイキペディアによると、エゾナキウサギ(蝦夷鳴兎、Ochotona hyperborea yesoensis )はウサギ目ナキウサギ科に属する小型哺乳類。ユーラシア大陸北部に広く分布するキタナキウサギ(Northern Pika)の亜種である。日本では北海道の道央・道東等に生息する。体重は60-150g。体長は10-20cmである。夏毛は赤褐色で、冬毛は灰褐色から暗褐色になる。年に2回毛変わりする。耳長は2cm程度。5-7mmの尾があるが、短いため体毛に隠れてしまうので、ほとんど見えない。足は短く、前足の指は5本、後足の指は4本ある。北海道の北見山地や大雪山系、夕張山地、日高山脈などの、主に800m以上高山帯のガレ場に生息する。岩のすき間で生活をする。食性は植物食で、葉や茎、花、実などを食べる。冬眠はしないが、夏から秋にかけて葉などを岩の間にため込み、冬の保存食を作る。オスとメスとでは鳴き声が異なる。オスは「キィッ」または「キチィ」という音を発声する。この鳴き声を3月から10月にかけての時期は1度に4 - 16音発声し、それ以外の時期は1音のみの発声が多い。メスは「ピュー」「ピィーッ」などの伸びのある発声と、「ピィツィ」「ピキィ」などの短い発声をする。3月から10月にかけての時期は「ピィルルルル」「ピィッピィッピィッ」という連続を発声する。(ウイキペディアより抜粋・転載)
ひょっこりガレ場にあらわれたエゾナキウサギ、逆光の中でヒゲが光っています
夏毛の赤褐色をした一見するとハムスターのような外見
岩の前に生える草を採食はじめました
最初にあらわれたガレ場の頂上付近
朝食は草食、ガレ場のコケのような草を採餌です
採餌のあとに顔見世なのか、空を警戒か
横顔になると特徴ある丸い耳が見えます
お尻が見えましたが尻尾が見えません。体長18-20cm、尾長2cm弱、体重75~290g。尾が短いので見えないようです。 草の採食で前足が見えました。足は短く前足の指は5本、後足の指は4本。 正面顔は漫画のキャラに似ています 近づいてきました、この時は人をあまり警戒していません 短い脚で立ち上がって様子見? 今度は岩の上で座って様子見かな 200mmから400mmにズーミングで最後の一枚です。何かを見つけたようです、旨そうな野菜サラダでしょうか、後ろ足の指が見えましたが3本まで見えました。 5月初旬のまだ雪が残る然別湖手前のガレ場でした。体長・特徴などの情報はウキペディアのエゾナキウサギの資料からの抜粋です。
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