怪梟(かいきょう)二十面相
梟の音読みと訓読みを今日 、字書を紐解くと梟の音読みはキョウでした、訓読みは、ふくろう、さら(す):意味はさらし首にする。つよ(い):意味はたけだけしい、あらあらしい。ふくろう以外は意外な印象です。
梟の語呂合わせや当て字では「福老」幸福に年をとる。「不苦労」「不苦老」苦労知らず。「福篭」福がこもる。「福来」福が来る。などと縁起がよい字が充てられている。
西洋では知恵の神や森の賢者、森の哲学者などといわれています。北海道の先住民族アイヌでは神話や伝説に登場して、森を守る神として崇められてきました。
梟の縁起の良い当て字や大きな目や360度近く廻る首の仕草やとぼけた表情などに愛嬌を感じ、ふくろうは置物などにも人気があります。
そんな先入観のあるフクロウですが、ここのエゾフクロウは神出鬼没です、4回訪問して2回は森中を探しても見つからない日があると思えば、洞の中で寝顔を見せたり、洞の中で大きな目を開けて訪問者を見つめている時があります。洞から飛び出して、近くの枝でそれも変幻自在に表情を変えています。まるで江戸川乱歩の怪人二十面相のような怪梟(かいきょう)二十面相の思いがします。
小生の名前は健ですが、十分に歳を重ねましたが、いまだに賢者になり切れないが大きな病気はまだ一つもない健者です。
6月4日午後4時頃、黒い大きな瞳で見つめる賢者の佇まい
森の賢者も幸せな夢見る寝顔
遠くを半身に構え半目で見つめる森のひと時
嘴が水平近くになり、天を見つめるのは明日の天気か?このところ悪天候続き
なにやら難しそうな顔、明日の天気が心配なのは俺の方だが
物思いに沈む時もある
君は足を伸ばして、ストレッチ 気味に見えるは 上の空
西を見れば東も気にかかる、なんだかなぁ
右足の爪をがっちりマンデー、今日はがっちり挟んデーだった
足場はガッチリ、顔盤はボケ気味
足が写ったが幽霊みたいになってしもう~た、動きの少ないエゾフクロウ撮影なのでSSを上げてなかった油断大敵のホンボケ、加齢のボケとは違います(言い訳はいいわけないさ)これは怪梟(かいきょう)二十面相の最高の変装顔
オウムの懸垂に見えたが?棲息する洞から垂直に跳び上がる、青葉の眼帯変装
暗い処に移動して仕舞ったが今度は全身が見える
ここでも西を見て
東を見る、もしかすると狩の帰り待ち?
止まり木はさっきまでいた洞の傍です、今度は洞の方角を見る
洞の傍で監視かな?
大きな眼で見つめられた、この日の出会いの睨めっこ
少年時代の人気本、江戸川乱歩の少年倶楽部の怪盗・怪人二十面相のタイトルにあやかったが、エゾフクロウは変装がとびきり上手な訳ではなく、愛嬌あるのごく自然体の姿を見せてくれただけでした。
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