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2017年7月

2017年7月31日 (月)

稚児ハヤブサ雌の青天の舞

 晴天の青空にチゴハヤブサの「青天の舞」。カラスが営巣した赤松の巣跡に営巣したチゴハヤブサの雌が近くのトドマツで、狩りに出掛けた雄の帰りを待つ間に、お気に入りのトドマツの枝の上でのディスプレイです。題して晴天の青空の下での「青天の舞」

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翼と尾羽を全開して魅せます  

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角度を変えてトドマツを入れます

 

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自慢の赤茶色の脛毛

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尾を全開して赤茶色の部分を全て見せます、 下腹・下尾筒・脛毛 

 

 

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ストレッチとアイキャッチ

 

 

 

 

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尾を立てながらこれは青天を仰ぐ仕草でした、♂の帰りを待ちわびるようです

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飛翔時は胴体が細く翼が細くアマツバメのような形に見える

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舞妓さんのだらりの帯のようです

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一本足で尾羽を開く

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下腹・下尾筒・脛毛の赤茶色がひろげた尾羽が光線の加減で赤茶色に透けて見えます

2017年7月30日 (日)

チゴハヤブサの餌渡し

 夏鳥として北海道などに渡来する稚児ハヤブサの♂は全長L31cm♀35cm。留鳥のハヤブサの♂42cm♀49cmと比べてかなり小型であることが稚児ハヤブサの和名の由来だといわれている。稚児とは子供や幼児のことである。成鳥は頭頂からの上面が青灰黒色で、喉からの体下面は白く、太い黒色縦班がある。眉斑と頬は白く、後頭にハゲのように見える白斑がある。下腹、下尾筒、すね毛は赤褐色、虹彩は暗褐色でハヤブサに比べて眼が」大きく見える。蝋膜、アイリング、足は黄色。雌は雄に比べ胸から腹に淡い橙色を帯び、眉斑も顕著。翼は先がとがっており、静止時の初列風切羽は尾羽よりも長くなる。

カラスなどの巣跡を利用して繁殖する稚児ハヤブサ、♀は巣の近くで留守番、♂は狩りに行く、役割分担がハッキリわかれている。空中で餌渡しを期待したがここのカラスの巣跡と思われる赤松の巣の番は空中餌渡しを見せず、トドマツ渡しでした。

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気が付いた時は♂から♀へ獲物を渡した後だった!

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獲物を咥えて飛び出す♀、見守る♂

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飛び出し二枚目

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飛び出し三枚目、見送る♂

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巣に向かう♀、巣の方向を見る♂

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赤松の巣に運ぶ♀と止まり木に残る狩りをしてきた右の♂は、巣には近づかない。午前7時頃の最初の餌渡し

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11時頃に赤松の巣の近くの電柱の上で狩りをする♂の帰りを待つ、6分後にキー、キッ、キッ、キッの鋭い鳴き声で♂が獲物を咥えて餌渡しのトドマツに戻る

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右の狩りをしてきた獲物を咥える♂、その獲物に嘴を大きく開いて掴もうとする電柱から飛んで来た♀

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最初の餌渡しから4時間後の11時7分頃の二回目の餌渡し

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最初の餌渡しと違い、♂が獲物を直ぐ離さない?

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♂が獲物(コムクドリのように見える)の頭を咥えて離さない!

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トドマツの上で獲物の綱引きはなかなかとどまらない

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稚児ハヤブサにしてはかなり大きな獲物のようである

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♀が強引に引きずっている、♂は引きずられてもまだ獲物を離さない

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ようやく♂が離す、クチバシに毛が残るだけ

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♀が獲物を咥えて巣に戻るようだ(後ろ姿)トドマツの枝の先端にしがみつく♂

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飛び去る♀ 眺める♂はトドマツの止まり木

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トドマツの葉越しに得物を咥えて巣に戻る♀
餌渡しは二回とも空中餌渡しではなかったが、そのお蔭で二回ともトドマツ渡しで確実に餌渡しが撮れました。



2017年7月29日 (土)

稚児ハヤブサの営巣

 高校生が三人一組のチームを組み、組写真で競い合うフォトコンテスト「写真甲子園」が写真の町東川町で開催され、今年で第24回目を迎える全国規模の大会です。
「写真甲子園2017」(全国高等学校写真選手権)地域ブロックを勝ち抜いた18校の代表校が主催する北海道東川町に集結し、7月26~28日の三日間、1校3名1組で写真の腕を競う。昨日の7月28日に本戦が終了して、和歌山県立神島高等学校(近畿ブロック代表)の優勝が決定した。

その写真の町で独自に見つけた撮影フィールドで単独で撮影した稚児隼(チゴハヤブサ)の営巣の様子です。 

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天までとどけのトドマツのお気に入りの枝から飛び立つチゴハヤブサ

 

 

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トドマツから飛び出し2枚目、青天が続いた7月中旬 

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道路を隔てた公園の赤松の巣に向かうようだ

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赤松の天辺近くの枝先にある巣はカラスの巣跡、見えるのはチゴハヤブサの尻尾部分のみ

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上の写真から90度右回り、巣の全体の大きさが分かるが、巣の中で左端に尾が影が動くようにしか見えない、チゴハヤブサの営巣写真は不可能である

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これがオリジナルの巣の写真

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赤松の巣の止まり木で真下から仰ぎ見ながらのショット

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巣のある赤松の止まり木、上の写真から角度を変えた

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青天の赤松の止まり木

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飛び出し前

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赤松から飛び出してトドマツの止まり木に行く

この続きは明日


2017年7月28日 (金)

イワブクロの花とエゾナキウサギ

 7月中旬の十勝岳望岳台の登山道を歩きはじめると岩地の所々に、茎の上部に数個の袋状で淡い紅紫色や淡い藤色の花をつけた、高山植物の花イワブクロの花を見ながら30分程登ると、エゾナキウサギの棲み処(すみか)のガレ場に辿り着く。溶岩のスキマから少し離れた岩地の砂礫に生えIwabukuro1_3るイワブクロの花を食べにエゾナキウサギがガレ場の穴のスキマから出て来てくる。イワブクロが好物のエゾナキウサギの「花盗人」の様子を捉えました。 

棲み処(すみか)としているガレ場の溶岩のスキマの周囲の植物は何でも食べる。エゾナキウサギですが棲み処から離れた処に咲くイワブクロを食べるには危険なのか、食べる行動が素早い。

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ガレ場から出て来てイワブクロの花が咲く処まで素早く移動

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イワブクロの葉を食べているのかな?

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イワブクロの花を見て・・・巣に直ぐ戻る

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最初に出て来た時はイワブクロの花の前で葉を食べてから危険を感じたのか直ぐ巣に戻ってしまった。

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1分もしない内にまたイワブクロの花に現れました、余程未練があるのでしょうか

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手前のイワブクロを通過して奥のイワブクロへ(最初に葉を食べた方)

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イワブクロの花は茎の上に咲く・・・

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イワブクロの茎あたりを食べるのか、噛み切るのか

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イワブクロの花が動く!茎を噛み切ったようだ!!

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咲いていた場所にイワブクロが無い!その場で採食せずに、イワブクロを咥えて戻るようだ

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口に咥えているイワブクロと手前に咲いていたイワブクロ、巣に戻る俊敏な動作、撮れたのはここまで。
通常の採食はガレ場付近に咲くイソツツジやヒメスゲ(細い草)・コケ類などを植物なら何でもその場で食べる。それが何故?巣に持ち帰るのか??巣に待つのは?子がいるのか?番の♀なのか?

通常はその場で採食するエゾナキウサギの謎?花盗人の謎でした。

2017年7月27日 (木)

アカモズの巣はもぬけの殻だった

 アカモズが警告するギジギジギジ鳴きする止まり木の傍で、給餌場所である巣を見つけたのはアカモズ撮影の2日目の7月7日であった。営巣給餌の撮影は7月7日から10日の早朝まで4日間、早朝5回、夕方3回(10日は夕方からの雷雨で撮影を断念、これが結果的に最後まで営巣の様子を確認出来なかったと悔やんでいる)、昼間は7月に入ってからの猛暑日が続き朝は7時頃までの撮影、夕方は4時頃から5時半頃までの撮影。毎回野鳥撮影をする人に会わず、常に営巣写真は独り占めであった。合計7回の朝と夕の撮影で5000枚以上の写真を撮ってきた。過去5回に渡りアカモズの給餌のブログを掲載してが残念ながら中途半端に終わってしまった。

アカモズの巣の中で親の給餌方法とヒナの給餌、ヒナの尻から親が直接受け取る糞出し、雛の成長とともに羽ばたき等が活発になる生態を撮れたことは貴重な記録となり、野鳥の生態を垣間見ることが出来たことは大なる収穫であった。

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7月11日早朝4時22分 巣はもぬけの殻だった、前日の朝のヒナの状況からは意外な展開、想定外の巣立ち?であった。

 

 

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まだ朝日が出ない曇り空、近くでアカモズの親が相変わらずギジギジギジと鳴いている、まだ雛は巣から跳べても遠くに飛べないと思われるので、近くのカシワの木の中にいると思われ、それで親が警告の鳴き声を発する。

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ヒナがいないと確認したので、コンデジで巣の様子を撮影

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今まで撮れなかった巣の斜め後ろを下から撮影、巣材にビニール系の紐が見える

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巣の形もかなり崩れて見える

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巣は地上から約2mの位置、カシワの若木を曲げて上から撮影

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巣の形は撮影してきた覗き窓部分は左側、雛が背中を見せながら給餌を受けた部分は右側、全体がやや楕円型になっていた。左に3羽、右に3羽が給餌を受けていた構造である。

7日~10日早朝まで4日間誰にも見られず、密かに撮影してきたが、巣立ちを見られず、残念であった。
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巣の近くに咲く早朝の月見草が寂しく見えた。

まだ飛べない(枝から枝へ跳べる能力はあった)ので、近くのカシワの木にバラバラに散っていると思われるが見つけるのは困難である。


2017年7月26日 (水)

赤百舌の給餌その5・雛が巣外に

 アカモズの巣の雛は最初に発見した五日前よりも急速に行動が活発になり、巣からカシワの枝の上に乗るような、巣の外にまで行動範囲が広がり、雛の活発な動きで、巣の形もかなり壊れてきたかのように見える、この2,3日で巣立ちマジカを思わせるようになった。

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給餌後の親の飛び出し

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親の給餌

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給餌後の巣からの飛び出し

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給餌を待つヒナ

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給餌を待つヒナも静にまたずにソワソワしているように思われる

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巣の縁に立つ、全身のほとんど巣の外に

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早朝の朝日があたる親は巣の近くで警戒の鳴き声を繰り返す

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巣の外で羽バタキ

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巣の外のカシワの上にいるように見える

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巣から延びているカシワの枝から巣の方を見るヒナ

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巣に戻るヒナ

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何回も巣の縁に立ち餌待ちや羽ばたきの練習をする

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給餌後の親の飛び出し

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飛び出しの二枚目はボケました





2017年7月25日 (火)

アカモズの給餌その4、雛の活発な動き

 これは三井商船フェリーに乗船した23日の船中記。日の出を撮ろうと3時半に起きたが船外は雨模様、岩手県の魹ヶ崎(とどがさき)沖をを航行中であった、大洗入港まで、あと10時間以上も要する。アカモズの営巣写真は6日間で5000枚以上撮影、その整理と編集作業で人気の少ないロビーでで3時間を費やす。6時30分からの展望風呂の一番風呂に入り、曇り空で何も見えない展望風呂で瞑想するが直近の悲しい出来事が頭をよぎる。人生一瞬先は闇であることを現実として思い知る。風呂を上がった頃は金華山まで30分の地点を航海中であった、大洗まであと7時間。レストランの朝食開店は7時30分、それまでメールの受信とブログの写真を選択とリサイズをする。
新造船の「さんふらあ ふらの」に、道の駅と同様にワイヤレスネットワークの
MOLF_MIFI_2G を選択、パスワード[mof53096]を入力して、道の駅と同じ1時間無料のインターネットサービスのwifi通信のサービスが始まった。使ってみるとブログに写真を貼ろうとするとプツンプツン切れてしまう。やはり只のものはただモノではない。航行中のブログ作成を即座に中止する。
これが航海中のブログ作成の失敗記となった。

今日はアカモズの巣を発見して四日目頃のヒナの様子、かなり雛が育ち巣の中でまだ生え揃わない羽をバタバタさせたり、巣の縁に乗り立つようになる程、日増しに成長していく過程の生態がうかがえる。

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まだ生え揃わない翼をバタバタして、もう飛びの練習?

 

 

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発見した最初は巣の中で嘴を開けるだけの給餌待ちだったが、この2,3日で立ち上がり給餌を待つまでに成長している

 

 

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親の気配で立ち上がり給餌待ち、8倍トリム

 

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給餌後の巣から親の飛び出し、ピントは巣のヒナにある

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ヒナが身を乗り出して親からの給餌を受ける

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給餌後の親の飛び出し、ピントは親にある

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天に向かってクチバシを開ける給餌待ちがこのような姿勢で給餌を待つまで育っている

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8倍にトリム

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4倍のトリム、巣の縁で立ち上がる

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給餌後の飛び出し、朝日にあたり白く羽が光る

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もう飛び出しの練習か?まだ生えそろわない小さい翼である


2017年7月24日 (月)

赤百舌の給餌その3、雛六羽の給餌

 アカモズの給餌の撮影は7月6日から11日の早朝まで6日間、早朝6回、夕方4回(10日は夕方雷雨で撮影中止)、昼間は猛暑日が続き撮影は出来なかった。合計10回の朝と夕の撮影で延べ5000回のシャッターを切っている。今回は3日目の写真の中から選択してリサイズしたものをブログに貼り付けたものである。

今回はヒナ6羽の確認と白い糞を直接クチバシで受け取る親の妙技?

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6羽がクチバシをあけて親からの給餌を待つヒナ

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左から給餌にきた親に給餌をせまるヒナたちのトリム

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6羽のヒナが巣から我先にと顔を出す、嘴を開く

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巣の近くでギジギジギジと警戒の鳴き声

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その後に巣に飛んで行く

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虫(ハチ)を咥えて親が給餌に来た

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巣のあるカシワに近づくキタキツネ、巣から落ちるとたちまち餌食になると思われる

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一番奥のヒナに給餌する親

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給餌後のヒナが短い尾を立てて、尻を持ち上げる

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ヒナが白い糞を出す、それを親が見て飛び付く様子

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ナイス キャッチ!

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親も生き生きとした目つきで親の役目を果たす

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次の瞬間をトリム、白い膜に覆われた風船のようなヒナの糞

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白い糞を咥えて捨てに行く飛び出し、巣に戻る時は虫を咥えての給餌

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巣からの飛び出し

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巣の中では親の給餌を待つヒナを尻目に糞を咥えて、飛び出して行く


2017年7月22日 (土)

アカモズの給餌その2

”悲報”温泉民宿 北の大地のオーナーの宮憲一様が7月17日に知床をガイド中に亡くなられたとの電話が18日別海町の鳥友から入り、
夕方には宮さんの紹介で知り合った、釧路の鳥友からメールが入り、多くの皆様から信頼され頼りにされ今後も益々活躍してくれるものと信じていました残念の極みです。との急逝を惜しむ声に言葉を失いました。
今年の5月12日に北の大地に宿泊した時は、自分よりも七歳も若く元気な様子で、今年もオーロラを撮りにアラスカへ行く話をされて、この時も夢と希望に満ち、運命の足音は微塵も感じらませんでした。書き掛けのブログを続けることが出来ない信じられない程の突然の訃報に、未だに本当
のことなのかどうか受け入れることができないでおります。
ご冥福を心からお祈り申し上げます。合掌
三日間ブログを書く気になりませんでしたが、18日に書き掛けのブログの続きです。撮影日は営巣を見つけた二日目、年に一度の七夕の日です。

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前ボケは朝日が当たる給餌後に巣から飛び出した親とまだ給餌を求める雛です

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親が給餌に来ました

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朝日が頭に当たる向うむきのヒナに給餌です、この巣は朝は朝日が夕方には右側から夕日がカシワの木漏れ日が射しこみます。

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親の給餌は一回に一羽のヒナです、白ボケは朝日が当たる部分です

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給餌後に給餌したヒナのお尻あたりを見ています、ここからがアカモズの巣を覗き見して発見した生態の特報です。

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その後は給餌したヒナの背羽つっぃています

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親はヒナの尻を見ています

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ヒナが尻を上げました

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ヒナが踏ん張っている様子を見ている親

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ヒナの尻から出て来た糞をクチバシで咥える親

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糞の直取りの直撮り

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じかどり糞の事後に親は飛び去りました

これで巣は清潔に保たれています。ヒナの尻から糞を取り出すアカモズを初めて知りました。覗き窓からアカモズの生態を覗き見た一場面です。

 

2017年7月18日 (火)

赤百舌の巣、葉隠れの給餌

「雉も鳴かずば撃たれまい」雉も鳴かなければ居所を知られず、撃たれることもなかったと同じように、「アカモズも鳴かずば巣を知られまい」。
成長が早く潮風に耐え、紅葉しても葉が落ちない、葉が大きく密集している。カシワの防風林を養生している石狩浜でカシワの若木に何回も、何回も餌を運ぶアカモズの番の雌雄。

若い頃に観たヒッチコック監督の映画、主演はカメラマン役のジェームズ・スチアートと恋人役のグレース・ケリー、「裏窓」の向うで起きた殺人事件を追うサスペンス物語。映画の題名は「裏窓」。

鬼平犯科帳の密偵・小房の粂八(蟹江恵三)が船宿の隠し部屋の「覗き窓」から賊の顔と会話を覗き見して、鬼平に覗き窓から見た賊の悪巧みを報告する。

「裏窓」のカメラマンのように、ひそかに一人で、小房の粂八のように「覗き窓」から「アカモズの営巣」を人に悟られず、一人で六日間観察した。

「武士道といふは、死ぬ事と見つけたり」は葉隠(はがくれ)聞書の有名な一節。
アカモズの給餌はカシワの葉隠れで姿が見えず、一日中葉隠れの給餌であった。
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カシワの営巣木に給餌に来た、いつもとまる此処だけは葉がない空間

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エサの昆虫を咥えている

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これから密集している柏の葉の中の巣に入る直前、これから先は葉隠れで見えず(ノントリ)

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奥と手前に3羽ずつ、6羽の雛がいると思われる、給餌の瞬間は毎回見えず仕舞い(4倍にトリム)

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奥の三羽に一羽ずつ、給餌する、手前の3羽はあまり騒がず

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手前の3羽の順番が来たようだ

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この子が一番最後の給餌待ち

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そろそろ順番かな、奥で羽を広げている雛がいる、まだ生え揃えていないのか羽がスケスケのようだ

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ようやくボクの番が来た、親はいつも葉隠れで見えない

覗き窓から見た、発見した初日の巣の様子

2017年7月17日 (月)

赤百舌鳥(アカモズ)

 普通のモズとの違いは一目で分かる白い額、頭から尾までは赤褐色、翼は黒褐色で茶褐色の羽縁がある。全長Lはモズと同じサイズの20cm。

7月17日 望岳台のナキウサギ撮影後に、十勝岳望岳台防災シェルターの防災WiFiより、ブログを発信

撮影日7月6日

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緑の草原で採餌する、アカモズの白い腹は♂と思われる

 

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柏の葉の上で白色の脇に波状斑が見えるので♀と思われる

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白い額、白い眉斑、黒い過眼線

 

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頭から尾まで赤褐色

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飛び出し直後の飛び姿、扇子を2枚広げての飛翔、センスが良いかも

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シッポを上下に振りながら給餌用の虫待ち

 

 

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上下に振りながら尾羽を半開きに開く

 

 

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おや~飛んで火にいる夏の虫か!

 

 

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飛んでいる虫も好き好きあり!旨そうでないないのでパスして見送る。

 

 

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バックシャン

 

 

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フロントシャンはフロシャン?

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警戒の「ギジギジギジ」鳴き、営巣付近に近づきすぎたかな?

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ギジギジギジ・・・怒っています

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給餌の餌を咥えています

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ギジギジギジと鳴く場所を数回変えます

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最後は営巣していると思われる枝葉の繁る中へ飛んで行きます。

遠くから給餌の場所を双眼鏡で観察して営巣場所を特定しました。



2017年7月16日 (日)

チゴハヤブサの飛び出し

稚児隼(チゴハヤブサ)、写真甲子園の町で撮影した天までとどけのトドマツから飛び出す稚児稚児ハヤブサ。ここのトドマツは3,4年前に天辺の幹を剪定してあります。

7月2日曇り、夕方5時頃

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夕方5時頃の暗い画面を明るく補正して、4倍にトリムしてあります、飛び出しの身構え

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飛び出し身構えの二枚目、7連写の二枚目

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身構えの三枚目

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飛び出しの瞬間

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飛び出し二枚目

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飛び出し3枚目

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幹よりも高い枝はから、飛び出しのお仕舞の4枚目、最後の一枚がオリジナルのサイズ

2017年7月15日 (土)

十勝岳望岳台のシマリス

 7月3日と5日に十勝岳望岳台でナキウサギを撮影中に、ナキウサギの棲み処で撮影したシマリスです。

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ナキウサギの通り道に誰かが?シマリスの好物を落として行った?それを見つけたシマリスが採食中です、この日はナキウサギが撮れず、撮れたのはこの子だけでした。7月3日

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逃げ去るシマリスの後ろ姿の尻尾

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7月5日望岳台のナキウサギのガレ場を通過するシマリス

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下の方を見ています

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素早い動きに三脚のカメラが追えず

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ナキウサギのすみかを跳び去るシマリスでした



2017年7月14日 (金)

猪独活と紅猿子

 シシウドの花に来る虫を採餌するノビタキやオオジュリンと異なり、草木の種子を好むベニマシコはあまり、花にはとまりません。ベニマシコ♂はシシウドの日傘が好みのようです。

撮影日6月28日於いてシブノツナイ原生花園

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巣材を咥える♀、シシウドの花の下で営巣を始めるようです

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働き者の♀を近くで日傘をさして見守る♂、訂正 花笠でした。

 

 

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猪独活の傘の下、花の上で見掛けることは無かった、営巣記念にデイスプレイをすれば花笠踊りかも

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周囲はシシウドの花盛りなのに、花の上よりも傘の下

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花の上と錯覚、シシウドの後ろの枯草にとまる

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シシウドの花の上でも昨年の枯れ花

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枯れたシシウドが好みは木の実があるのでしょうか



2017年7月12日 (水)

ハマナスとノゴマ

 石狩浜のハマナスはミニトマトのような結実をしていたが、シブノツナイのハマナスが咲き誇っていたころのノゴマの囀りであった。
囀る時にオレンジ色の喉が膨らみ、この囀る時の喉の微妙な変化を撮影したつもりだが、うまくとらえることができたでしょうか。

撮影日6月27日

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このような場合は動画で撮るべきでした。


2017年7月10日 (月)

シシウドの花とツメナガセキレイ

シブノツナイ湖原生花園の猪独活の花にとまる爪長鶺鴒


撮影日6月28日

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2017年7月 8日 (土)

シシウドの花とノゴマ

 オムサロ原生花園のシシウドの花で囀るノゴマ

撮影日6月27日

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この下で営巣していると思われます

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給餌後に猪独活の上で囀ります

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オムサロのノゴマ♂でした。


2017年7月 6日 (木)

望岳台のエゾナキウサギ

 北海道へ三井商船フェリーで往復通って12年、夏冬の渡航回数は20回を超える。
今年初めて然別湖の手前にある駒留湖のエゾナキウサギの撮影に挑戦して、初の撮影に成功してから2ヶ月あまり、今度は十勝岳望岳台のエゾナキウサギに挑戦して、なんとか証拠写真を撮りました。

十勝岳望岳台防災シェルターの「火山の恵み」の説明板、生態系の解説によると、火山の溶岩が崩れた場所では、たくさんのすき間ができます。このすき間は天敵から身を守りやすく温度の変化が少ないため、そこをすみかとして生活する生き物があらわれました。氷河期の生き残りと言われるエゾナキウサギです。エゾナキウサギの好む、冷涼で岩場がある生態系は高緯度である北海道の火山地域特有のものと言えるでしょう。(生態系の説明文を転載)

初めての十勝岳望岳台のエゾナキウサギのポイントを三河のMさんから教わり、7月3日の初日は撮れず仕舞い、二日目は朝からの雨で、午後まで防災シェルターでブログなどを作成しながら待機して、正午過ぎからは登山道から入るルートを行き、前日とは違うポイントで、「ピチッピチッ」と高い鳴き声がする方向の岩場の上で、ようやくエゾナキウサギを見つけて撮影しました。

食住近接のエゾナキウサギ

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ピシッピシッと高い鳴き声で現れる、鳴くからナキウサギ、体長15~18cm、体重120~160g 

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縄張り宣言の鳴き声の後は、先ずは食事から、食住近接とはこのことか!サラリーマンの夢は職場と住宅が近いことが昔からの夢は職住近接であった。ここは溶岩のすみかを出ると目の前が青葉・若葉の餌場の環境である食住近接。

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ウサギの耳は昔話からも長いのが特長、ここは環境に適して狭いすき間には丸い小さい耳がエゾナキウサギの特徴

 

 

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長い尻尾があればネズミ同然に見えるが、シッポは無い様である、長さ5mmとか、狭い溶岩の中を走るには尾は無い方が楽かも。

 

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周りの環境は花と草木と洞穴

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緑の環境が棲み処のエゾナキウサギ、すみかの前は青物の餌場

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丸い耳と長いヒゲ、ヒゲは暗い溶岩のスキマを走るためのセンサーの役目をするらしい

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花はまだ蕾

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イソツツジの花の中を移動中

撮影日7月4日 望岳台



2017年7月 5日 (水)

サロベツのホオアカ

 サロベツ原生花園の花とホオアカ

撮影日6月26日

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コバイケイソウにとまるホオアカ

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コバイケイソウから下に咲くエゾカンゾウに移動

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エゾカンゾウからコバイケイソウに飛ぶ

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利尻富士は三日間も姿を見せず

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遠くのシマアオジよりも近くのホオアカ

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花にとまる子育て中のホオアカでした


2017年7月 4日 (火)

ギンザンマシコの雌雄

 7月になるのに知床峠のギンザンマシコの雌雄の♀が巣材を咥えて♂と共に行動していた。

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♀の争奪戦でしょうか?♂が♀の近くに二羽いました

 

 

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残った♂、♀が巣材を咥えているように見えます

 

 

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離れていた♂♀

 

 

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♂が♀に近づいて来ました

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♀がハイマツに中に飛び込む直前

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♀が飛んだ後にハイマツに出た♂、♀の営巣作りの見張りでしょうか?

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二度目はの雌雄は三脚の位置が♀が背中を向けている位置でした、残念無念

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順光だが遠くの青天に出た♂

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近くの日陰に出た♂のノントリ

撮影日7月1日

2017年7月 2日 (日)

 熊が出たぞ~~

 6月30日正午過ぎに知床峠で撮影中に一段落したので、
夕方にまた現地に戻る予定で峠の駐車場から羅臼の野営キャンプ場前にある有名な「熊の湯」へ向かう途中で峠から二つ目の下りカーブの山側、工事現場の道路際にヒグマが野草を食べている現場に出くわした。北海道に12年通ってこんなに近くでヒグマに出合ったの初体験です。ヒグマの撮影も初です。
20代の頃に流行った、十代の山本リンダの大ヒットしたデビュー曲 ”こまっちゃうナ”の替え歌、”クマちゃうナ”
♪クマちゃうな ヒグマに出合って
♪どうしょう まだまだ あぶない
♪嬉しいような 怖いような
♪ドキドキしちゃう 俺の
知床横断道路の知床峠から羅臼の熊の湯に入浴に行く途中で熊に出くわした。

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初めて撮影したヒグマ

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花と熊では洒落にもならない、牙が恐ろしい

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横ズラのキバ

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大きい葉の蕗(フキ)には目もくれず、フキの下にある野草探し

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鮭なら絵になるが野草では洒落にもならず者

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貪欲な目に見えた、車の中からとはいえおっかない

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葉っぱは64枚食べるのか?

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フキの葉も茎も食べず嫌い?

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牙が覗く

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牙に目が行く

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草の葉を食べるクマのハーさんと勝手に呼んで、ギンザンマシコを撮影中の皆さん処に戻り、このクマの存在を紹介して熊の湯に向かう。お知らせしたカメラマンも怖いもの見たさで、三台の車の中でこのクマを撮影していた。

2017年7月 1日 (土)

久し振りのギンザンマシコ

 ロープウェイに乗らずに撮れるギンザンマシコの魅力に惹かれて数年経ちました。今年のギンザンマシコは出が悪く、晴天にも関わらず、初日は久し振りの坊主でしたが、三日続きの晴天に恵まれ、羅臼岳と国後島が丸見えの観光日の三日間でした。二日目と三日目は一年振りのギンザンマシコ雌雄を撮りたい一念で撮ることが出来ました。

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ノントリ、ノン処理のギンザンマシコ

撮影日6月30日 

レンズ 640 カメラD500


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