チゴハヤブサの餌渡し
夏鳥として北海道などに渡来する稚児ハヤブサの♂は全長L31cm♀35cm。留鳥のハヤブサの♂42cm♀49cmと比べてかなり小型であることが稚児ハヤブサの和名の由来だといわれている。稚児とは子供や幼児のことである。成鳥は頭頂からの上面が青灰黒色で、喉からの体下面は白く、太い黒色縦班がある。眉斑と頬は白く、後頭にハゲのように見える白斑がある。下腹、下尾筒、すね毛は赤褐色、虹彩は暗褐色でハヤブサに比べて眼が」大きく見える。蝋膜、アイリング、足は黄色。雌は雄に比べ胸から腹に淡い橙色を帯び、眉斑も顕著。翼は先がとがっており、静止時の初列風切羽は尾羽よりも長くなる。
カラスなどの巣跡を利用して繁殖する稚児ハヤブサ、♀は巣の近くで留守番、♂は狩りに行く、役割分担がハッキリわかれている。空中で餌渡しを期待したがここのカラスの巣跡と思われる赤松の巣の番は空中餌渡しを見せず、トドマツ渡しでした。
気が付いた時は♂から♀へ獲物を渡した後だった!
獲物を咥えて飛び出す♀、見守る♂飛び出し二枚目
飛び出し三枚目、見送る♂
巣に向かう♀、巣の方向を見る♂
赤松の巣に運ぶ♀と止まり木に残る狩りをしてきた右の♂は、巣には近づかない。午前7時頃の最初の餌渡し11時頃に赤松の巣の近くの電柱の上で狩りをする♂の帰りを待つ、6分後にキー、キッ、キッ、キッの鋭い鳴き声で♂が獲物を咥えて餌渡しのトドマツに戻る
右の狩りをしてきた獲物を咥える♂、その獲物に嘴を大きく開いて掴もうとする電柱から飛んで来た♀
最初の餌渡しから4時間後の11時7分頃の二回目の餌渡し
最初の餌渡しと違い、♂が獲物を直ぐ離さない?
♂が獲物(コムクドリのように見える)の頭を咥えて離さない!
トドマツの上で獲物の綱引きはなかなかとどまらない
稚児ハヤブサにしてはかなり大きな獲物のようである
♀が強引に引きずっている、♂は引きずられてもまだ獲物を離さない
ようやく♂が離す、クチバシに毛が残るだけ
♀が獲物を咥えて巣に戻るようだ(後ろ姿)トドマツの枝の先端にしがみつく♂
飛び去る♀ 眺める♂はトドマツの止まり木
トドマツの葉越しに得物を咥えて巣に戻る♀« 稚児ハヤブサの営巣 | トップページ | 稚児ハヤブサ雌の青天の舞 »
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