植物は何でも食べるエゾナキウサギ
美瑛町の道の駅びえい「丘のくら」から車で観光地の「青い池」「びえい白金温泉」を通り過ぎて約30分の道程、登山口の十勝岳望岳台防災シェルターに着く、ここが十勝岳登山の出発拠点、十勝岳噴火の際の避難用のシェルターは昨年10月完成の鉄筋コンクリート造り平屋建ての立派な大形の避難小屋。大形モニターに映し出される天候レーダーと十勝岳を眺望する展望台や売店と水洗トイレなどが完備して24時間解放されている。もしかすると何かが起きるか、何が起きてもおかしくない活火山の十勝岳の天変地異に備えている。
十勝岳望岳台の登山道を何が起きてもおかしくない喜寿を迎えた老体が登山客にまじり単独で歩く、エゾナキウサギのガレ場まで30分の山登り。望遠レンズ・カメラ・三脚を担ぎ、登山客全員に抜かれるマイペースの足取り。ゴロゴロした溶岩の登山道を20分も歩き、エゾナキウサギのガレ場の方向へ登山道から脇に入ると誰も見えない。暫く歩くと目指すエゾナキウサギの棲む高山植物の花と青葉の繁る溶岩帯に着く。防災シェルターは遥か眼下に小さく見える。
「ピシッピシッ」と高い鳴き声を合図に溶岩の上に現れる、珍獣のエゾナキウサギはガレ場の周囲に生える高山植物は何でも食べる食いしん坊であった。
「ピシッピシッ」鳴き声とともに7時半頃に溶岩のスキマからお出まし
足元のイワブクロ?の青葉をむしゃくしゃ
イネ科の雑草と思われる細い草(ヒメスゲ?)をむしゃくしゃ
棲み処の傍にある草を食べる、食住近接
長い細い草を根元から順に素早く食べる
細い草(ヒメスゲ?)が好きなようです
小さいので子供のようです、大きさは15cmくらい
イソツツジの白い花を食べています
雨上がりの露の滴る草を
植物なら何でも食べるようです
枯葉のような葉っぱも食べます
まだ蕾のイワブクロの花を見つけたようです
短い後足で背伸びしてイワブクロの蕾の下あたりの茎を、尻尾がないように見える(長さ5mm)お尻が可愛い
短い前足を手のように使えない氷河期の生きた化石といわれるエゾナキウサギ、岩の上で背伸びしてイワブクロの茎を横に倒した
噛み切ったようです、前足を手のように使えないナキウサギ
イワブクロの蕾を噛み切った(トリム)
その場で食べずにお持ち帰りのようです
棲息する岩場のスキマに逃げ込みました、イワブクロの花はその場では採食しないエゾナキウサギでした。
撮影日 7月中旬
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