草地で採餌するアカゲラ
昨日はクリの若枝の細い枝に寄生したクリの木の害虫を採餌する珍しいアカゲラであったが、本日は地上で蟻を採食するアリスイと同じ様に地面や地面に生える雑草に棲息する昆虫を採餌するアカゲラです。
アリスイはキツツキの仲間であるが他のキツツキ類とは異なり、尾は尖っておらず、木の枝に横向きにとまり、自ら巣穴を掘ることは無く、樹洞や他のキツツキ類の古巣を利用するアリスイ。和名漢字では蟻吸。北海道では夏鳥として繁殖中のアリスイをよく見かけたが本州の温暖な地では冬鳥である。キツツキ類は木の幹や太い枝を丈夫なクチバシで叩いて木肌の中や幹の中の昆虫を長い舌で捕らえる。
地元の公園でも冬になると地面をはい回るアリや地面の巣穴に長い舌を入れてアリの成虫や卵や蛹も捕食する。このアリスイと同じように夏の北海道の草地でキツツキの音を出さず、音無しで虫を捕らえるアカゲラです。
撮影日2017年5月17日、5月30日
雑草の花咲く草地で育雛中の採餌です
いろいろな昆虫を咥えています
二輪草の咲く草地で昆虫の採餌
獲物の昆虫はバッタ・青虫・やぶ蚊など豊富なようです
草地をあちらこちら獲物探し
草地での採餌の成果はこの通り、クチバシ一杯の獲物です
夏草の繁る子育ての時期は草地の狩りは虫が多く効率が良いようです
こんなに獲物を咥えていては樹木での得意のキツツキは必要ないですね
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