アリとキツツキ
イソップ物語にアリとキリギリスがありますが、これはアリとキツツキです。子育て中のアカゲラ♀が軽業師のように細い枝に仰向けにぶら下がり蟻を採餌している珍しい様子です。こんなブログも有りでしょうか。あるとすればそれはウソップ物語です。
こんな調子で安易にブログを書き始めましたが、写真を貼っているうちにどうもアリではないように見えましたので、クリの木の葉と花、クリの木の害虫などをネットで調べて行く過程で先入観でアリと思っていた虫はクリの木の害虫、クリオオアブラムシのようです。
撮影日は時の記念日の6月10日
長楕円形の鋸葉は栗の木のようです、L24cmのアカゲラに対し長さは15cmもあります。このクリの葉を樽のように丸めた葉を採餌中のアカゲラ♀が見つけたようです 。
エサを見つけた歓喜の羽ばたき? クチバシの先に虫の丸めた葉が見えます
クリの葉で見えませんが虫を採餌している様子です
クチバシの先に葉を丸めた虫の巣があるようです、この葉をクチバシでつっいているのでしょうか?
虫のようなものが下に落ちて行きます
更にクリの木の若枝の枝先に飛びました クリの花の蕾の根元に大きさ5mmのアリのように見える虫、これがクリの木の害虫、クリオオアブラムシと思われます。 採餌したクチバシの回りに虫がはみだしています トリムするとシャクトリムシような幼虫も咥えています、クリの木の若枝に寄生しているのは5mm程度の大きさのクリオオアブラムシだけではなさそうです。アリも混在して共生しているかも知れません クリオオアブラムシは長さ15cm位の細長い花の蕾、尾状花序(かじょ)の根本に群生している、白い花が咲くと例のクリの花の臭い匂いを思い出す。 クチバシからはみ出す程虫をいっぱい咥えています 虫を咥えた正面顔、お土産を持って餌を待つヒナがいる巣穴に戻ります
アリと思っていたのがクリの木の若枝に群生する体長最大5mmのクリオオアブラムシでした。キツツキのアカゲラは木をつっいて虫を捕るとは限らないと知りました。生涯学習の一日、こんな日もアリです。
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