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2017年12月 8日 (金)

北見市薄荷記念館・薄荷蒸留館の見学記

 ハッカとミントの違いはよくわからないが和名と英名の違いなのか?正確には植物の品種としては別物らしい、この程度しかハッカの知識はもたない。子供の頃はケガした時のメンソレータム、長じてからはクールミントガムやハッカのど飴やハッカ入りのお菓子やリップスティック。歳をとってからのスポーツ疲労や筋肉痛に肩や足に貼った貼り薬。
最近は追突事故の治療に首筋と両肩・手首の捻挫に鎮痛剤や抗炎症剤としてロキソプロフェンテープを貼っている。いずれもハッカの成分・メントールが含有されている。

6月中旬に北見市付近の道有林でクマゲラの巣立ちを撮影した日に北見市の薄荷記念館と隣の薄荷蒸留館を見学した記録の思い出です。

北見ハッカ記念館HPの解説によると、明治35年頃から生産が始まった北見ハッカは昭和14年に全盛期を迎え、当時世界薄荷市場の約70%を占めるまでに成長し、現在の北見の礎(いしずえ)を形成する重要な産業となりました。このため平成19年11月30日、経済産業省より日本近代化産業遺産として認定されました。この薄荷産業の発展に大きく貢献したのが昭和9年に開業したホクレン北見薄荷工場でした。翌年同工場の研究所として建てられた施設が、昭和58年その役目を終えた工場が解体されると同時に、ホクレン農業協同組合から北見市に寄贈され、昭和61年北見ハッカ記念館として新たな役割を担うべく公開されています。
(北見市指定文化財第11号 平成8年7月8日指定)
(日本近代化産業遺産 平成19年11月30日指定)

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北見薄荷記念館は石北本線北見駅から900mの位置にある  

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薄荷記念館の前にある個人宅の庭に鉄道車両7両は先日のブログで掲載 

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個人宅の鉄道車両保存付近からの薄荷記念館 

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薄荷記念館は薄いピンク色の小さな建物

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記念館のメンソールークリスタル(メントール結晶)の輸出梱包、和名では薄荷脳

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輸出で繁栄した往時の一斗缶(薄荷脳)

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メントール油の標本

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記念館内のメントールの出来るまでの解説

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記念館内部の試験器具類

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庭のハッカとミントの標本畑

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和種:ジャパニーズミント、

品種は「ほくと」

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薄荷蒸留館の建物・庭にハッカの標本畑

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薄荷蒸留館の内部は蒸留装置発達の歴史館

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ハッカ蒸留装置

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乾燥したハッカ200Kgからハッカ油は4kg、たった2%の抽出量

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ハッカ農家の一年間と生産物

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いろいろな蒸留方法の歴史が見られる

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当日の6月21日はハッカの苗を無料配布していた、品種名の札には「スペアミント」

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記念館と蒸留館の庭にハッカの標本畑があり、かなりの品種を栽培している。

戦前世界の薄荷の約70%を生産していた北見薄荷の歴史を今に伝える資料館と農産物の乾燥ハッカや蒸留装置の歴史、ハッカ製品の展示などが見られる別棟の薄荷蒸留館で、今でも日常生活で世話になっているメントールなどのハッカに関する多くの事柄を学ぶことが出来た。

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