桜・鶯・夢
桜の中で鴬がさえずるのを夢見て、日本さくらの会の「さくら名所100選」の県立三ツ池公園を目指して、環状二号をドライブしているとTBSラジオから聴こえてきたのは、十数年前に亡くなった高名なテレビプロデューサーの久世光彦さんが人生最後の時に聴きたい曲のひとつに選んだ、高田恭子の「みんな夢の中」、昭和44年にハマクラこと浜口庫之助さんが作曲した抒情的なメロディーの詞を寂しさと切なさの中に温かさを感じる、若い頃の高田恭子さんの曲が流れて来た。この朝のラジオは久しぶりに古き良き日本人の心を聴いた感じであった。
それから三度も三ツ池の桜と鴬の写真を望んだが、三ツ池公園の山道で早朝から囀るウグイスは、日本三鳴鳥(ウグイス・オオルリ・コマドリ)一番の名調子が藪の中からホーホケキョと聞こえるがあまり姿を見せず、桜以外の灌木から灌木への谷渡りの如く、移動販売車のスピーカーのように公園の山道に響き渡るが桜だけには来ない謎だけが残る。
今日はエイプリルフールの4月1日だがこのサクラの時期に撮れた桜と鶯は「みんな夢の中」だったのだろうか?自分の野鳥撮影人生と重ね合わすと目に浮かび上がって耳元に聴こえてくるのは「♪喜びも悲しみも みんな夢の中~」のフレーズであった。目に浮かび上がってきた桜と鶯の写真を取り出してみました。昔取った杵柄の昔日の桜と鶯。
桜の時季に撮った思い出の写真
サクラの上でホーホケキョ
日本三鳴鳥のウグイスの色は灰色味を帯びた暗黄緑とか緑色を帯びた灰褐色とか見栄えはメジロの方が良い、花札の「梅にウグイス」は目が赤いメジロが描かれているが図鑑の色は暗黄緑色でウグイスに比べ綺麗に見える。
ソメイヨシノとウグイス
その昔、葉桜の時期のウグイス
葉桜の中でホーホケキョ 青空にホーホケキョ 山桜の幹でホーホケキョ サクラとウグイスの構図が一番のホーホケキョ
現実に戻ると桜に来ない2018年3月31日の ホーホケキョ
灌木から灌木へウグイスの鳴き渡り
どちらに向いても桜は無しのホーホケキョ
順光の桜木で待機していると来たのはゴジュウカラ、花札の遊びの「こいこい」ではないがウグイスが来い来い~ 来たのはウグイスでもメジロでも無かった。
苔が生える老樹は胴吹き桜とか胴咲き桜、ゴジュウカラが苔を咥えて
巣作りを始めたのか、苔を咥えてゴジュウカラの飛び出し、ここは神奈川県の探鳥地50選の県立三ツ池公園
順光の花の広場で桜にウグイスの待つと小枝に鶯 芽吹き始めた小枝で声を出して、ホーホケキョ 花見客が来る時間前に今年三度目の桜と鶯は待ちぼうけに終わった。花札のこいこいが懐かしい。 喜寿を無事に過ごして一年経ったが自分に残された未来の時間は確実に少なくなり、過去の過ぎ去った時間、思い出と夢の中は積み重なっていく。
これからはもっとアクティブに生きる・活きる。これはエイプリルフールの自分に言い聞かせた生き甲斐だろうか。
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