日高本線のご当地入場券
2015年(平成27年)1月に発生した厚賀―大狩部間における高波による線路の盛土流失の被害により2018年9月5日現在でも列車が運行されているのは日高本線の起点駅苫小牧駅―鵡川駅間30・5kmのみで、鵡川駅より終点の様似駅間116kmは代行バスの運行となっている。代行バスの運行は鵡川駅―静内駅間と静内―様似駅間の2系統に分割されている。
日高本線路線データ、苫小牧―様似間146・5km、起点―終点の駅数29駅、ご当地入場券発売駅8駅。
2018年9月6日の北海道胆振東部地震は沿線の厚真町で最大震度7、隣町の安平町、むかわ町で震度6強の地震が発生して家屋の倒壊や土砂崩れ、液状化などの被害、厚真町の苫東厚真火力発電所の被災でブラックアウトとなり全道停電の被害が発生した、9月6日より日高本線の苫小牧―鵡川間も不通となる生々しい記憶、11月15日昨夜のニュースでも午後7時過ぎにも厚真町で震度4の余震がいまだに発生している。
起点の苫小牧→ 終点様似の日高本線、9月6日の胆振東部地震の震源地近くの厚真川橋梁の橋桁のずれでも苫小牧―鵡川間も運休となっている。この日以降は日高本線は全線が運行休止中である。
浜厚真駅ホームのレールは列車が運行されているので錆び付いてはいなく光っている
北海道災害対策本部によると、震度7を記録した北海道の地震では、厚真町北部の約13キロ四方の山腹で多数の土砂崩れが発生し、特に同町吉野地区を中心とした約5キロ四方に集中していた。北海道地震では、震源に近い厚真町が土砂崩れにより大きな被害を受けた。専門家らは、軟質で弱い地盤の上に、粒子が細かい火山灰などが堆積して崩れやすい状態になった結果、震度7の揺れで大規模崩壊につながったとみている。11月15日のTVで厚真町の被災地へ天皇・皇后陛下のお見舞いのニュースがありました。
鵡川駅から様似の終点までは代行バスの運行区間
隣の汐見駅から終点の様似駅方面ホーム、レールは赤錆びている、右奥は苫小牧方面のホーム
新冠町の道の駅サラブレッドロード新冠にあるサラブレッド牧場などの案内マップ、右上に新ひだか町の二十間道路桜並木が見える、ここには昨年に引き続き今年も桜見物に行く。
道の駅・サラブレッドロード新冠のハイセイコー記念碑、後方は道の駅のレ・コード館
道の駅・サラブレッドロード新冠の優駿の碑
二十間道路桜並木が新ひだか町の観光自慢
静内駅前代行バス停
静内駅の待合室にサラブレッド
浦河駅駅舎の出札窓口でご当地入場券を購入
一面一線の浦河駅の様似駅方面
上り隣駅の絵笛駅・起点の苫小牧駅方面を写す
ご当地入場券と硬券の観光入場券2種を収集
12年前に様似湖への野鳥撮影で山道でエゾシカに何回もぶつかりそうに出合ったが、ハート形の様似湖周囲では熊注意の看板があったが人は誰も居ず、襟裳岬は森進一の歌で思い出す観光地であった。
9月6日に発生した北海道胆振東部地震の災害は生々しい記憶にあるが日高本線の高波被害に寄る線路流失は3年10ヶ月にもなる実質的には、高波被害のあった2015年1月8日を以て運行終了の状況です。更に2018年9月の北海道胆振東部地震で、厚真川橋梁の橋桁のずれで苫小牧~鵡川間も不通となり、こちらは国の支援で復旧が可能となり、2018年12月上旬に復旧する見込みとなりました。鵡川―様似間は復旧作業を開始していませんのでいずれには日高本線は現在の代行バスの路線となる悲しい運命となるものと思われます。
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