2019年・元旦・謹賀新年
奄美大島にゆかりの深い歴史上の人物は極貧の下級武士から明治維新の立役者になった西郷南洲、奄美大島の留鳥は雌雄同色の瑠璃懸巣(ルリカケス)、鹿児島県の県の鳥・国の天然記念物。
1859年、藩命により奄美大島に流されてきた西郷隆盛は龍郷の阿丹崎湊に上陸した。その時に、船を係留したのがこの『西郷松』と呼ばれるリュウキュウマツです。
明治維新150年を記念して2018年のNHK大河ドラマは「西郷どん」、明治維新を成し遂げた人物「西郷隆盛」、160年前の1859年に薩摩藩主の遠島の命により黒糖積船で奄美大島に上陸した場所のリュウキュウマツにとも綱を結んだといわれる。この松の木が「西郷松」と呼ばれてきた。
撮影日 2008年10月 リュウキュウ老松の西郷松、西郷どんもリュウキュウマツの上を飛ぶとルリビタキの飛翔を見たと想うと歴史ロマンの夢が広がります。
枯れ死直前の撮影から三年後の2011年(平成23年)にこの老松も、塩害や病気などによる被害で、とうとう「立ち枯れ」と診断され伐採され、現在は根元の幹だけが残っているそうです。現在は「西郷松跡」と呼ばれる?生きとし生けるものの歴史は遠くに過ぎ去り思い出だけが残ります。
2008年に撮影した西郷松根元にある「西郷翁上陸之地」の碑
同じ根元の西郷松の記念碑
奄美大島三年間滞在中の現地妻 愛加那の碑文
県の指定文化財である「西郷南洲流謫跡」、西郷隆盛が現地妻の愛加那と息子の菊次郎のために建て住んでいた屋敷 撮影2008年10月 柿の実りの秋。一週間滞在した奄美大島に於ける西郷南洲のゆかりの足跡です。
撮影 2008年10月4日 リュウキュウマツ林の上を飛ぶルリビタキ。時空の旅の夢想は160年前、ルリビタキを見て西郷南洲翁も癒されたものと思われます。
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