河津桜と春告鳥の鶯
春は曙。2005年3月に日本野鳥の会に入会して野鳥撮影を始めて弥生三月から15年目に入る。丸15年となる東京オリンピックの年には傘寿となり、嫌でもないのにオリンピックイヤーを迎えることになり終活人生にも楽しみがある。始めた頃から5,6年は目標400種の自分の夢に向って頑張るぞ、あきらめないぞ、とことんやるぞ、やる気まんまんで夢と希望に満ち溢れていたが、古希を過ぎてから目標を達成した2012年以降からは気力が薄れてきて、体力も年々落ちてきた、最近ではブログを書く思考力に気迫がなくなり希薄になってきたと思える。
「こころ」と「からだ」と「あたま」の「気力」「体力」「思考力」が日増しに落ちるように思える今日この頃、二年前はマイカーで河津桜を見物した河津町へ、今年は熱海まで新幹線と熱海駅でJR伊東線で伊東駅まで、伊東駅→河津駅まで伊豆急行下田行に3路線で1時間45分の乗車、乗換2回で7分、1時間52分の所要時間あった。これも車を運転する「気力」がなくなり、3時間かけて運転する「体力」の自信もなくなり、安心・安全を考える「思考力」は残っていた。
2年前に野鳥撮影した河津川桜並木の「かわづいでゆ橋」のたもと付近に近づくと、春はあけぼの、弥生三月、春告鳥(ハルツゲドリ)と呼ばれるウグイスの若鳥と思われる下手くそな「さえずり」が聞こえてきた。
「ホー・ホケキョ」と鳴けずに「ホ~ホケキャ」「ホ~~~ケキョ」などの調子パずれの「ぐぜり鳴き」が聞こえる満開の河津桜に近づいて未熟で下手くそなさえずりのウグイスの姿を探し求めた。
かわづいでゆ橋の際にある河津桜並木、岸辺には笹薮がウグイスの棲み処と思われる、未熟で下手くそなウグイスの囀りが笹薮や河津桜の花の中から聞こえる
笹薮で下手くそな囀りの若いウグイスをようやく見つけた、嘴の基部は河津桜の花粉で黄色くなっていた
満開の河津桜の花の中は暗く、俊敏に動くウグイスをとらえるのは至難である
ウグイスがメジロのように吸蜜する一瞬をとらえた、既にクチバシの根元は花粉で黄色い
素早く移動するウグイスの全身を完全に写すのは難しい、常に枝や花弁の陰に入る
また吸蜜の一瞬だが・・・理想の吸蜜写真と言えない
春先の若いウグイスの鳴き声は「ホ~ホケキャ」のように下手くそに聞こえる囀りのウグイスを河津桜に見つけた
写真写りはメジロの方が綺麗だが撮影は難しい!
移動の瞬間!偶然に写る
下手くそな ホ~ホキョ のぐぜりの囀りを見上げながらのウグイスの腹をハラハラしながらの撮影
暗い中での吸蜜
まともな吸蜜は一枚も撮れないほど動きが俊敏でした
満開の河津桜の中を吸蜜と下手くそなサエズリで飛び回る若いウグイスでしたが繁殖期を迎えるころには練習の成果が表れて「ホーホケキョ」とメスを誘う日本三名鳥の美声を聴かせてくれるものと思います。
カメラD500+レンズTAMRON SP 150-600mm F/5-6・3 二年前はレンズはNIKON ED200-400mm F4と三脚を担いでいたが今回は手持ちで撮影、レンズは軽いが暗くフォーカスが遅いので3時間のウグイスの撮影には疲れました。
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