二羽の五月蠅い画眉鳥
ここ2,3年は桜の時期になると「さくらの名所100選」の三ッ池公園上の池・滝の広場の上にある東屋付近の藪の中で繁殖して桜の時期になると囀るウグイスを見かけなくなったが、同じように藪の中で繁殖して増え続けるガビチョウは大きな鳴き声と共に出くわすようになった。
今年もウグイスを探して上の池から時計回りに中の池を周り、里の広場付近でけたたましく鳴くガビチョウに遭遇した。染井吉野がまだ蕾の枝に二羽のガビチョウがいた。
桜の時期になると三ッ池公園のウグイスの囀りを聴きまわると中国などから移入されたと言われる高音で大きな囀りのガビチョウに悩まされます。これはあたかも各地の観光地で中国人と思われる一団に遭遇すると周囲の観光客にお構いなしで怒鳴るような大声でしゃべくる連中に奇癖(へきへき)して、五月蠅い(うるさい)!と怒鳴りたくなる衝動に駆られる気持ちと同じです。もっとも中国の人々にとってはガビチョウの囀りが心地よく聞こえるようで上海の復興公園で数人の一団が持ち寄った竹籠に入れたガビチョウの鳴き声を競わせる光景を見たことがあります。
撮影日 2019年3月12日
ウグイスと同じように藪の中での採餌や繁殖をするガビチョウ、三ツ池公園南口の修善寺寒桜近くの藪の中で見つけましたがその後藪の中で見失いました。
中の池里の広場付近のまだ蕾のソメイヨシノの枝の上に二羽のガビチョウ、春になると枝や梢で鳴くガビチョウを見掛けるようになりますが枝の上に二羽は初見です。
全身は茶褐色、頭頂や首、胸に黒褐色の縞模様があります。また、目の周りに勾玉のような形をした白い筋が後方にのびています。
尾は黒色です
何を二羽でオリエンテーリングしているのでしょうか?
片方の背中を?
二羽ともおとぼけのポーズか?右の方が太っちょの大声漫才コンビかな
中国の人々にとってはガビチョウの囀りが心地よく聞こえるようです。自分もそうですが日本ではこの大きい声が多くの人にとって騒音としてしか聞こえず迷惑と思う人が多いようです。
ガビチョウの最大の特徴は大きな鳴き声「ヒョイヒーヒョイヒーギュルルチョイチリ ピュウピュウピュウ」などと複雑なさえずりをする。
「ヒョイヒーヒョイヒーギュルルチョイチリ ピュウピュウピュウ」などとさえずりは複雑でクロツグミに似るつぉうです。他の鳥の鳴き真似も上手のようです。ウグイスのホーホケキョも上手と聞いておりますがまだここでは騙されたことはありませんので一度はウグイスの鳴き真似を聴きたいと思います。
まだ蕾の染井吉野の枝で何回も何回もうるさいくらいの大声で囀るガビチョウでした。この日は目当てのウグイスの囀りはありませんでした。
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