クマゲラ☆ケヤマハンノキの巣作り
北大演習林の古い看板が入口にあり、付近にはベンチが設置されて散歩の人や犬連れの人が休憩している光景が見られ北大研究林の入口付近、事務所に通じる車道右側には駐車帯があり十台程度の車が駐車できる。マガモやカルガモが泳ぐ池のような幌内川畔から研究林を50m位進むと車道と幌内川(ほろないかわ)の間にある林の中に斜めに傾いた毛山榛の木(ケヤマハンノキ)に掘った巣穴から三姉妹の雌雛3羽が6月22日に一番子と二番子、翌日の23日早朝5時28分に三番子が巣立ちした。ブログUP「6月26日 クマゲラの巣立ち初飛翔」
このクマゲラ三姉妹が育った営巣木の巣穴造りは、ある地元の人の話では3月から始めていたが2、3ヶ所の候補木があるようで本格的に掘り始めたのは4月頃からであるとの情報であった。三羽のヒナが巣立ちした二ヵ月前の4月17日に北海道に入り、4月25日までの一週間はクマゲラの番が巣穴作りする様子を追いかけていた。初めの巣作りから無事に巣立つまでの二か月間にわたりここのクマゲラ親子に関わっていたのは野鳥撮影15年目にして初めての経験となる。
撮影日4月24日
営巣木のケヤマハンノキは一見するとツルツルに見える紫褐色のような灰色を帯びた樹皮で枝が折れた跡は目の形に見えるのが特徴(写真の上部の大と下部の小、中ほどに二ヶ所薄くなった目の形がみえる)
♂の穴掘り中に♀が飛んできた。この撮影場所は巣立ちを撮影した道路側と反対側の幌内川河畔からの撮影、したがって巣立ちを撮影した巣穴はこの木の右側になるが4月の時点では幌内川河畔からの撮影では木の左側になる。ここからは掘っている巣穴は直接には見えないがクマゲラが巣穴の横穴を掘っている様子が窺える。
♂が巣穴掘りの最中に♀が交代を促すようにケヤマハンノキに飛んできた
♂が巣穴掘りを中断して飛び出す、雌雄の穴掘り交代の瞬間
今度は♀が穴掘り中の♂の交代に飛んできて着木
♂が穴掘りを止めて飛び出す
♀が穴掘り中に♂が交代に飛んできた
穴掘り中の♀の右側に到着
番はケヤマハンノキから幌内川の約300m上流にある、昨年営巣を放棄したと言われるヨーロッパトウヒの巣穴を塒(ねぐら)としてここから飛んでくる。
4月24日AM6:13 この日はケヤマハンノキ近くの高木の上で交尾が見られた。
クマゲラ雌雄の巣穴掘り初期の穴掘り交代劇でした。(完)
« ヤマゲラ 草地の採餌 | トップページ | わが町ご当地入場券・奥津軽いまべつ駅 »
「野鳥」カテゴリの記事
- 宮古島・來間島の回想録(2023.04.10)
- 18のフクロウの置物(2023.04.08)
- 早咲き桜の寒緋桜にヒヨドリ(2023.03.18)
- 早咲き修善寺寒桜のヒヨドリ(2023.03.16)
- 早咲き桜・修善寺寒桜に目白の吸蜜(2023.03.13)
コメント