カラ松と巣立ちフクロウ
日本の針葉樹の中でカラマツは唯一の落葉性の高木である。十月下旬カラ十一月初旬の紅葉シーズンに訪れた信州・戸隠森林植物園は黄色く色付き落葉が始まっていたカラマツ林の遊歩道や木道にカラマツの落ち葉が一面に降り積もっていた。この時季は赤いツルマサキの実やマユミの実を啄みに立ち寄る旅鳥のムギマキが飛来する。このムギマキ撮影のお土産が雨の日に帰浜したので車内のマットとボンネットやワイパーに大量に挟まっていたのが平たく茶色い楊枝のような形をした落葉松(カラマツ)の落ち葉であった。
さて話は新緑の五月に遡る。5月の阿寒町の公園では巣立ちエゾフクロウが新芽の綺麗なカラ松=落葉松(ラクヨウショウ)の松ヶ枝を躍動する姿が面白く、白い若いエゾフクロウが絵になった。
カラマツは北海道にはもともと生えていなかったが100年以上前の明治の開拓期に信州から大量に種子を移入して植林に成功した。160年前にダ―ウインが「種の起源」を出版した日にちなみ、11月24日きょうは「進化の日」。信州から移入されたカラ松も、北海道の至る所で造林が見られるのでカラマツも北海道に適応して森林資源や観光資源として進化しているように思われる。
撮影日2019年5月24日
阿寒のカラマツに絡んで絵になった巣立ちエゾフクロウ
カラマツの枝でストレッチ
飛び出し
カラマツの中の飛翔
カラマツの枝から枝への躍動
鳴いた!
秋になると針葉樹のなかで唯一黄葉して落葉する5月のカラマツ新緑と巣立ちエゾフクロウでした。
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