令和二年・諏訪流放鷹術の実演
2010年に初めて浜離宮恩賜庭園の諏訪流鷹匠による放鷹術の実演を見物してから時の流れは速いもので今年で丸十年になります。2日朝7時は大学駅伝の中継を見たい気持ちを振り切って新横浜からJR横浜線と京浜東北線を乗り継いで新橋駅より徒歩で12~15分、江戸城の出城とも称された濠と大きな石垣のある浜離宮庭園の門前に8時半ごろに到着して9時の開園を待つ、入園時に配布されたのが下のチラシです。
当日は諏訪流第18代宗家大塚紀子さんの挨拶の後に諏訪流放鷹術の実演は鷹を現場の雰囲気に慣らすため実演者全員による水平に保った拳の上に鷹を止まらせて、諏訪流第17代田籠善次郎氏を先頭に輪回りして、最初の実演は諏訪流第17代と18代宗家お二人による「振り替え」の実演から開演でした。
諏訪流17代宗家 田籠善次郎氏の「振り替え」
諏訪流第18代宗家大塚紀子氏が「餌合子(えごうし):切り身の餌を入れた携帯用の容器」の蓋をカチカチ鳴らして鷹を呼び寄せる「振り替え」実演の開始
鷹には背を向けていると鷹が飛んでくる
鹿の皮で作った鷹匠の手袋「鞢(えがけ)」の上に鷹がとまる
鷹はご褒美の餌を食べる間もなく
18代から17代への「振り替え」の戻り
鷹を押し出すように放つ
地面すれすれに飛ぶオオタカ
「振り替え」待ち受ける田籠鷹師
「振り替え」の次は「渡り」樹上に鷹を飛ばし樹上から拳に呼び戻す
目の前の樹に鷹を投げ飛ばす
樹上にとまるオオタカ
樹上から呼び戻す合図をすると
拳の上にオオタカが戻って来る
ご褒美の切り身の餌を与える諏訪流17代田籠鷹師
放鷹術の実演は先代の17代と当代の18代お二人による「振り替え」と先代による「渡り」の豪華キャストによる実演でした。
撮影日2020年1月2日AM11時~12時
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