アカシアの花に落ちたハヤブサ
ハヤブサも営巣する長野県中野市のチョウゲンボウの繁殖地(国の天然記念物)として有名な「十三崖」がある。千曲川の支流である夜間瀬川が浸食してできた崖です。夜間瀬川によって崖面が繰り返し浸食されたです。夜間瀬川によって崖面が繰り返ため、垂直な崖面が維持されています。 ここほどの崖地の面積はありませんがハヤブサが毎年繁殖する似たような絶壁の崖地があります。旭川市の北東を流れる石狩川に程近く、崖下を周回する道路脇には石狩川に合流する支流の比布川が流れる。この崖地の上は例年4月初旬から中旬かけてカタクリの群生地で名高い男山自然公園があります。薄紫から桃色の可憐なカタクリの花を咲かせ、北海道に春を知らせます。カタクリの次は白い花のアカシアです。ここの崖の上方と崖下に繁殖しているニセアカシアの群生がある、この崖地のニセアカシアは時季になると藤の花のような房状の白い花を咲かせている。札幌市などの街路樹で知られているニセアカシアはその昔、西田佐知子のヒット曲「アカシアの雨がやむとき」♪アカシアの雨にうたれてこのまま死んでしまいたい・・・この歌詞のアカシアもニセアカシアの花であると知られている。日本でアカシアと呼ばれる木は殆どがニセアカシアと言われるが北米原産で明治の初め札幌に導入された時に英名を直訳した時にニセアカシアとなさけない名前になった。繁殖力の強さから今では特定外来生物の候補にもなって嫌われる存在になっている。この事件からアカシアの花に落ちたハヤブサ幼鳥にも嫌われることになった。
撮影日2014年6月12日
崩れやすい絶壁崖地の岩穴はハヤブサの巣と花ひらくアカシア
崖下の棘のあるアカシアの花が咲く枝の中でもがく落ちた幼鳥
電線の上方画面の上にアカシアに落ちたハヤブサ幼鳥が見える
親鳥の給餌の姿を見て喜ぶアカシアに落ちた幼鳥
幼鳥の落ちたアカシアの隣のアカシアにとまる給餌に来た親
幼鳥がもがくアカシアを目の前に給餌に来た親の活動と葛藤
ハヤブサ幼鳥の災難を撮影していた地元のご夫婦の奥様から白い花房を天婦羅にすると美味しいと聞きましたがその他にもアカシアのレシピはあるそうです。
電柱の上に移動した、幼鳥がバタバタもがくアカシアの枝には入れない給餌に来た親の嘴に餌
給餌が叶わないとみた親は給餌を諦め、崖の巣穴の方に飛び立つ
崖地の巣穴近くに戻った給餌の親、爪には餌を掴んでいます
親のハヤブサは暫くすると再度の給餌に飛び立つ
アカシアの下の方からもがく幼鳥への給餌を窺う親鳥だが・・
アカシアの棘(トゲ)の中でバタバタもがくが脱出出来ない!
もがいてももがいてもアカシアの花と枝に羽が当たり抜け出せない
何かを咥えたように見える?
12時頃に見つけてから3時間以上、落ちてから?時間、お腹が空いたのかアカシアの花を食べる? 時間は15:05
窮鳥懐に入れば猟師も殺さず。されど助ける手立ては分からず、長いハシゴと皮手袋も無い!!
羽を広げてバタバタしては抜け出せず!羽をつぼめて歩けば抜け出せるのに!飛べないハヤブサ幼鳥は羽をバタバタ広げないとバランスが取れないようだ!!
また親が崖から給餌に飛び立つ、親は給餌しか考えず!
助けて~ と鳴いているように見える窮鳥の幼鳥
級長なら頭が良いが窮鳥はただ「キィキィキィ」と鳴くだけ
飛ぶ親を見て、キィキィキィと泣き叫ぶ
落ちたハヤブサ幼鳥の周囲を親が飛ぶと鳴く窮鳥
隣のアカシアの木に給餌に来た親鳥、どうにも出来ない様子
12時~16時までこのような場面の繰り返し、地元のご夫婦に結果を聞くことにして東川町に移動した。翌朝7時に現場に来ると地元の鳥撮り夫婦も現場には居ず、窮鳥は居なかったので無事に脱出したものと思われた。
窮鳥懐に入れば猟師も殺さず。小鳥の「ヒナを拾わないで!! キャンペーン」では見つけても そのままに。 猛禽の 窮鳥見て 野鳥撮影 手を出せず。
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