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2021年7月 4日 (日)

桜の根元に落ちたアオバズク

 今回は落ちた野鳥の雛シリーズの回想録五話目の5回目です。

青葉の萌える頃に渡来して来るのでアオバズク、巣立ち雛の落ちたは処はカメラマン7,8人が待ち構える足元の桜の木の根元でした。平塚市の小さな新明神社に毎年繁殖のため訪れる青葉木菟(アオバズク)です。この神社には平塚市保全樹林の御神木の椨の木「たぶのき」古木があります、アオバズクは椨の洞に巣をつくり、雛を育てます。野鳥撮影を始めてから3,4年の頃は大磯照ヶ崎のアオバト撮影の帰路に良く寄りました、最初に三脚を忘れた場所でもある思い出の神社です。当時は境内を散歩する人が散見される程度でカメラマンは殆どいませんでしたが翌日には三脚はそのまま置かれていました。この年は前日に初めてご神木の椨の木の洞を見に行きましたが、アオバズクの巣立ちの時期になるのか、それにしてもカメラマンが大勢いましたので野鳥撮影が流行りだした時代の変遷に驚きました。前日はまだ巣立ちが見られませんでしたがこの朝は4時30分頃に神社に到着すると既に7,8人の鳥撮りがカメラを構えて居ました。

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前日は椨の樹洞の中でチラリとしか見られなかった雛が暗い洞の上にいましたが暗すぎて写真は撮れませんでした(写真は前日の7月28日椨の洞から外を覗く巣立ち前の雛)

撮影日2008年7月29日 鳥撮り4年目の懐かしの昔。

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桜の根元に着地したアオバズク、時間はまだ暗い午前4時39分です。ここから18分も動かず、人の気配とカメラの音のするほうに顔を向ける動作を繰り返していました。一枚目の落ちたアオバズク幼鳥です、ISO6400の粗い画像です

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AM4:49 サクラの根元から上を見上げる雛

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桜の古木の根元で動かず、根元の様子とカメラマンのモデルになっています。野鳥撮影の1分間は長い時間ですが18分間も居ました。

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AM4:57 桜の根元で動かず最後の写真、地元の方が手袋を嵌めた手で救い上げました

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地元の人と思われる方がトラックに積んでいた脚立のハシゴで全員協力で出初式の要領でハシゴを支えて「椨の木の枝」に戻してやりました、これで猫やカラスの襲撃から回避出来ます。落ちた小鳥のヒナのキャンペーンでは拾ってはいけませんが啄木鳥類は落ちた木に戻すべきです。

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撮影位置を変えた場面です、全長L29cmですが軍手で持つと顔と尾がはみ出す程度で思ったより小さいアオバズクです。

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最初に枝に乗せた時は再び飛んでしまい隣の民家の雨戸に激突?して落下した雛を二度目も枝に載せましたが、今度は激突のショックなのかぐったりして枝にへばりついています。

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心配そうなアオバズクの親鳥

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だんだんと元気を取り戻して枝の上に立つようになりましたがまだ生気は薄いようです、手前の葉が前被りで、最後まで落葉広葉樹の恩恵は受けられませんでした。

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お腹を見せるアオバズク幼鳥

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午前8時にはすっかり元気を取り戻して枝の上に立っていました、これを見届けてから帰宅しました。13年前の7月のフォト回顧録は地元神奈川県のアオバズクでした。

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