椰子の実と日出の石門(ひいのせきもん)
道の駅伊良湖クリスタルポルトから車で5分足らず、伊良湖ビューホテル下のあたりの急カーブの先、国道42号線沿いにある日出園地の十台位停められる駐車場から海に向かって100m坂を下りると、そこは島崎藤村の「椰子の実」の詩碑と棕櫚(しゅろ)の高い木がある写真スポットの「日出園地」に着く。
太平洋の怒涛に浸食されて岩礁におおきな穴があき、浪しぶきが空洞を抜ける「日出の石門(ひいのせきもん)」は、二億年前の地層が気の遠くなるような果てしない年月をかけて、太平洋の荒波によって中央部が侵食されて洞穴となったものです。岸の石門と沖の石門の2つがありますが、観光案内には日の出のときに美しいシルエットを見せてくれるそうですが時期によります。上手く撮影出来る写真スポットを探す必要もあるようです。
「椰子の実」の詩碑から階段を下れば海岸の岩場に出て磯遊びも楽しめます。素足にCROCSを履いていたので砂が入り足裏に刺激が走ります。白い砂浜と石門のある岩礁との対比など海岸美の絶景スポットだと思います。
撮影日10月6日
棕櫚の高木の下に3つあるのは、左から石垣島から流した椰子の実の漂着記念の記録、中は島崎藤村の椰子の実の詩碑、右は植樹記念の説明板
右上の説明を下に拡大します
「名も知らぬ遠き島より 流れ寄る椰子の実一つ 故郷(ふるさと)の岸を離れて 汝(なれ)はそも波に幾月 旧(もと)の木は生いや茂れる 枝はなお影をやなせる われもまた渚を枕 孤身(ひとりみ)の浮寝の旅ぞ実をとりて 胸にあつれば 新なり流離の憂 海の日の沈むを見れば 激(たぎ)り落つ異郷の涙 思いやる八重の汐々 いずれの日にか国に帰らん」
椰子の実漂着の記念植樹の説明板
椰子の実の詩碑 島崎藤村 作詩 大中寅二 作曲
椰子の実 詩碑の裏は、作曲者大中寅二 生誕百年記念
椰子の実の詩碑から西に100mのトイレと旧日本海軍伊良湖防備衛所跡からのススキと沖の日出の石門
日出園地の椰子の実の詩碑からの片浜十三里を望む
片浜十三里の説明板
同じ場所から撮影した岸の石門
同じ場所からの沖の石門
日出園地の椰子の実の歌碑から急石段を下りた岸の石門近くの休憩処にある日出の石門の説明板
説明板の後ろは岸の石門に洞穴が二つ見える
真ん中の洞穴から海と空が見える
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