今年の干支寅に因んだトラ○○○の野鳥二種で新年の初ブログ。
漢字表記の虎斑木莵(トラフズク)は虎の模様をした木菟(ずく=ミミズク)を表して、フクロウ目フクロウ科トラフズク属に分類されるL35~37cmの雌雄同色のミミズクです。
虎のつく二種目の野鳥は、虎鶫(トラツグミ)黄色と黒の虎のような模様の体色からの由来。スズメ目ヒタキ科トラツグミ属体長L29・5cm。ツグミ属の中で最大の大きさ雌雄同色の今どきの野鳥です。
2005年からトリ始めて2018年までの13年間に撮影したトラちゃんの記録からの抜粋。
今年の年賀状は寅年に因んで虎斑木菟(トラフズク)で”謹賀新春”
初詣で賑わう相模一之宮・寒川神社近く町中の小さな公園・中里公園(寒川町)に今頃の時期に数羽のトラフズクが見られる。夜行性でネズミなどの哺乳類を餌にしている。狩りしてきた朝帰りのトラフズクが公園に遊びに来た子供の甲高い声や犬の鳴き声、ゴミ収集車のメロディーなどに大きな音に反応して閉じていた眼を開く時がシャッターチャンス。トラのような模様と長いウサギのような羽角などが特徴、虹彩は橙色、雌雄同色。葉陰に仲間が居る。

常緑樹の枝葉の中で滅多に撮れない全身が撮れたのでラッキーストライク

細く見せる擬態は警戒する態勢、常緑樹の暗い木立木の中で犬や人などが近づくと体を細く伸ばし、枝に似せたポーズになり、羽角もピンとまっすぐ伸ばし、長い翼も下のほうに伸ばして動かずにいると擬態になる。

ある冬の日、中町公園の大きな木の枝葉の中で甲高い(かんだかい)子供の声に反応した時のトラフズク

渡良瀬遊水地・四社神社の杉木立のカラス巣跡に繁殖営巣するトラフズク親の背羽と巣立ち前の白い綿毛と親よりも老けた顔の幼鳥3羽の内の2羽が見えました。

関東四県にまたがる渡良瀬遊水地の四社神社で暗い杉木立の巣で子育て中のトラフズク親の監視
次は12年前の2010年1月16日「寅年のトラツグミ」ブログの書き出しに当時のWebに紹介されていた記事を転載した。2010÷12=167・5
「寅年は、西暦年を12で割って6が余る年が寅の年となる」ホントかな?「2022÷12=168・5 12の0・5は 余り6」「寅の月は旧暦1月」「寅の刻は午前4時を中心とする約2時間」「寅の方角は東北東よりやや北寄り(北東微南)の方角である」「2022÷12=168・5 つまり余りは6である」
15年前に都立公園で当時のNIKONフラグシップ機のD2Xで撮影した落ち葉の上の初撮りのトラツグミ
12年前の昔、数多くの野鳥が見られる道保川公園(相模原市中央区上溝)にこの時期に冬鳥のルリビタキとトラツグミ撮りに出かけた時の写真。
トラツグミの名は、黄色と黒の虎のような模様の体色から付けられたと言われています。夜中に気味の悪い声で「ヒィーイ」と鳴くことから、「鵺(ぬえ)」や「鵺鳥」と呼ばれ気味悪がられていた時代もあったそうです。
サクラの名所三ッ池公園のトラツグミ。トラツグミは雌雄ほぼ同色で、頭部と上面は黄褐色で黒褐色のうろこ状斑が散在してあり、下面は白色で黄褐色と黒褐色のうろこ状斑が散在し、虎模様のように見える。
三ッ池公園、尾羽は中央2対が暗黄褐色で残りは黒褐色で先端が白色、飛翔時に翼の下面によく目立つ白と黒の帯が2本。嘴(くちばし)は黒く、脚は肉色。
トラツグミは「 トラダンス 」と呼ばれる、おしりをフリフリするような特徴的な仕草で落ち葉の上で餌を探す。 トラツグミは夏は山で過ごすことが多いですが、冬は平地の林や身近な公園などの場所でも見ることができる
横浜市こども自然公園(大池公園)紅梅の蕾とトラツグミ
紅梅一輪と後ろ姿のトラツグミ、危険を感じて落ち葉の地面から紅梅に飛び乗ったようです。
寅年に因んで野鳥図鑑に掲載されている二種目のトラ名称、トラフズクとトラツグミでした。
最近のコメント