緑色のインコは花盗人
一週間前には「さくら名所100選」の三ッ池公園では、まだ蕾であった早咲きの寒緋桜(カンヒザクラ)は昨年よりも1週間位開花が遅れていたが、3月17日には一つの芽から2~3個の花が垂れ下がり、釣鐘状に咲く花は半開していた。この下向きに開く花弁から吸蜜する鳥媒花のヒヨドリやメジロを追い払い、カンヒザクラの花柄を食いちぎり片っ端から子房の蜜を咬むを外来種のホンセイインコ(ワカケホンセイインコ)の花盗人を目撃した。たった一羽の花盗人であったが寒緋桜(カンヒザクラ)は悲観桜(緋寒桜ヒカンザクラ)に名を変えたように思われる。
撮影日3月17日
カンヒザクラのベットに埋もれるようなワカケホンセイインコ
外来種の鍵抜け鳥、体色は緑色で雄の成鳥には喉から首にかけて広い黒帯がある、首の後ろは細い桃色の帯。オスは首の輪が目立ち、メスは目立たない、この輪をもとに雌雄を区別するとこれは二年前にここで撮影したオスと思われる。
嘴は大きくて赤く、尾羽は長い。全長40cm
食性は種子食なのか、子房あたりを咬んで花蜜を吸うようだ
大きな赤い嘴と寒緋桜の花弁がどうかすると同化して見える
甘いは美味いこと! 怖いような目つきが細まる
外来種の先入観から悪者扱いされているので目は可愛くない
尾羽の内側が開いて見えた、南国の鳥らしくバナナ色に見える
食い千切られた花弁が無残に見える
赤い大きなクチバシ
カンヒザクラの枝から枝へ、花から花への飛び出し
長い尻尾の先は空色
楽な採餌のくせに苦(く)の字の体勢
移動後もたちまち食い尽くす勢い!
正面顔
ここでも、くの字の体勢で食い千切られた無残なヒカンザクラ
この日はカンヒザクラに10:26~36の約10分間の花あらしであった。東京や川崎市などに居ると言われる大群が来た場合を想定すると恐ろしい話である。
« 三ッ池公園の野鳥写歩 | トップページ | 修善寺寒桜の 輪掛本青鸚哥 »
「野鳥」カテゴリの記事
- シマエナガの寒中見舞い(2024.01.07)
- ブログの目標・野鳥400種撮影の回顧(2023.11.16)
- 江の島のハヤブサ巣立ち回顧録(2023.09.18)
- 利用可能ディスク容量は残り僅か (2023.09.03)
- 野鳥撮影の最初は公園のカワセミ(2023.08.11)
コメント