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2022年4月14日 (木)

「80歳の壁」の次は未知の壁

 一週間前の四月七日、朝日新聞13判の書籍の広告で一番大きい紙面、B3半開きの全面広告15段に幻冬舎文庫の春まつり「新刊」の広告10刊の中で、全面広告の1/3を占める下から1段~5段に「80歳の壁 老年医学・精神科医 和田秀樹」のモノクロの広告が目に入った。

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4月7日の朝日新聞朝刊から切り抜いた新刊書の広告

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タテ168mm X ヨコ378mmの広告はA4プリンターのスキャナー取り込みでは2ページの取り込みとなりました。この広告を一目見て興味が湧き、早速8日にAmazonに注文しました。70代からの自分の生活習慣と比較して「はい」と「いいえ」などで「同感」するか「否か」どうかで分類すると全てが「はい」ではなかったが「いいえ」か「わからない」が十項目くらいあったがいつもの衝動買いで注文して仕舞いました。

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翌日届いた青帯の宣伝が際立つ、現物の「80歳の壁」表と裏表紙です

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帯を外して表と裏表紙をスキャンしてみました。以下は裏表紙の文言の内容です。

人生100年時代だが、健康寿命の平均は男性72歳、女性75歳。80歳を目前に寝たきりや要介護になる人は多い。「80歳の壁」は高く厚いが、壁を超える最強の方法がある。それは、嫌なことを我慢せず、好きなことだけすること。「食べたいものを食べる」「血圧・血糖値は下げなくていい」「ガンは切らない」「おむつを味方にする」「ボケることは怖くない」等々、思わず膝を打つヒントが満載。70代とはまるで違って、一つ一つの選択が命に直結する80歳からの人生。ラクして壁を超えて寿命を伸ばす「正解」を教えます! (裏表紙の文言)青字の部分は自分の生活習慣と異なることや未体験ゾーンなど。

本書を読み始めたが自分は既に「80歳の壁」をクリヤーして2年も経過していること。男性の平均寿命81・64歳を3月7日でクリヤーして満82歳になったばかりである。連れ合いも4月10日におなじ満82歳になり、夫婦揃っての足し算は満164歳を迎えて二人とも心身ともに自立して、男性72・68歳、女性75・38歳の統計上の健康寿命をクリヤーしており余裕をもって「80歳の壁」は超えているが初めて読む、老年医学・精神科医の和田秀樹先生の診断と同じであったかどうか気になることを早読みで較べてみることにしました。

まず最初に老いを受け入れ、できることを大事にすることが、「幸せな晩年」と「不満足な晩年」の境目になると説いています。そして、80歳を超えた人は高齢者ではなく「幸齢者」と呼ぶことを提案しているが駄洒落で最初に面食らいました。自分だったら健康寿命の「康」やすらか・こう の「康齢者」を提案します。
「プロローグ 80歳の壁を越えていく」の中で気になることが数か所ありました。統計データの説明では「死亡数」年齢別になくなった人の数を調べたものです。最も多くの人が亡くなった年齢は男性85歳、女性90歳でした。(平成17年調べ)2021年の発表では85歳以上の男性が208万人、90歳以上の女性が192万人もいるのです。・・・現在満82歳1ヵ月となりましたので、85歳まであと3年で統計的に男性が亡くなる方が多い年齢に達します。旅立つ準備の終活を急がねばなりませんが一方では85歳以上の男性208万人の仲間に入る願望も強く湧き出してきます。

「80歳を過ぎたらガンがある。それに気づかない人も多い」

「認知症は必ずやってくる。ならないいまのうちにしたいことをする」

 「人生百年時代」 最も気になったこの三項目

80歳の壁を超えてから願望と重荷の両方がのしかかるという。80歳を超えたことは喜ばしいことだが「長生きしなければならない」という呪縛のような願望にかかってしまう。その呪縛を解くヒントを本書から見つけることにしたい。
今よりもかなり心身ともにに充実していた70代になる前は、夫婦ともども毎年半日の人間ドック通っていましたが70代以降は近所のクリニックの定期健診で過ごしてきました。生活習慣病の高血圧・高血糖・コレストロールなどの治療で定期的に月一で通院を始めて生活習慣病の治療薬を毎日飲み始めて12年になります。生活習慣病の治療薬を飲み野鳥撮影で80歳の壁を超えたともいえます。二年前までは毎年三ヶ月間の北海道遠征旅行などを5年連続で滞在していました。
2年前からのコロナ禍では二ヵ月一度の通院で二ヵ月分の治療薬をいただいて12年目に入っても同じ薬を続けている。二ヶ月毎の通院で毎回血圧と血糖値を計りその結果に一喜一憂してきました。血圧は毎日飲んでいる薬のおかげなのか130~150程度でこの十年間はあまり心配はなく過ごしてきた。チクリと指先に刺して血液の小さな滴をメーターが読み取る血糖値測定器では、血糖の基準値(下限値~上限値60~109)は毎回とも上限値を超えて赤字で表示されています。HbAIc(4.6~6.2)は上限値6・2を超える機会が多く、稀に基準値6・2以下の基準内がある程度。これほど血糖が悪くても甘いものは避けることが出来ないので何でも口にしいます。「食べたいものを食べてよい お酒も飲んでいい」結果的にその通り実行しています。 

和田先生の「80歳を過ぎたら我慢をしない」という生き方だ。がんにならないために食べたいものを我慢したり、好きなお酒(ビールしか飲まない)やタバコ(吸ったことがない)を控えたりすることもない。むしろ好きなこと(野鳥撮影など)をして気楽に生きるほうが、免疫力が高まることも分かっており、がんの進行を遅くするという。認知症は必ずやってくる 今のうちにしたいことをする、ことを勧めている。 認知症は病気というより「老化現象」に近いものであり、年を取ると誰にでも起こる症状だというのだ。認知症の発症年齢のデータを示している。60代で1~2%、70代前半で3~4%、70代後半で10%、80代前半で20%を超え、ここから一気に増える。 80代後半で40%、90歳で60%、95歳では80%となる。「死ぬまで認知症にならなかった」という人は、認知症になる前に亡くなっただけのこと、と書いている。 そこから導かれる結論も「どんどん好きなことをして、楽しく生きること」。そのことによって脳は刺激を受け、活性化し、認知症の発症を遅らせることは可能だという。この本の一番気に入ったところ。 

 和田先生はどんな医師を選ぶかが晩年の幸・不幸を左右するとして、良い医師選びが大切だという。近所のFクリニックの先生は十数年もかかりつけ医としてお世話になっていますが、自分では良い医師に巡り合ったと自認しています。コロナ禍になってからは1回目から3回目までワクチン接種もこのFクリニックからの連絡で予約から接種まで済ませています。常にお世話になっております。

糖尿病の治療がアルツハイマー型認知症を促進するという驚くべきことを書いていますが一般に「糖尿病の人はアルツハイマー型認知症になりやすい」と言われていますがこれから先の運命は未知の世界です。未知に迷うか道を誤るかは宿命に従うしかありません。

 日本人の平均寿命は、男性が81.64歳。女性が87.74歳(令和2年調べ)。3月7日に82歳を超えたので、これまでは幸せであった。これから先は「未知の壁」

 

 

 

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