日本100名城No.93人吉城
日本100名城No.93人吉城。国の史跡に指定されている人吉城跡は、清流球磨川のほとりにあります。鎌倉時代から球磨地方を治めた相良氏歴代の居城として、670年の長い歴史があります。遺構としては、はね出し石垣と井戸のある地下室の遺構が珍しいと思います。
登城日7月16日
日本100名城に行こう公式スタンプ帳
主な遺構と見どころ
日本三大急流のひとつに数えられる球磨川に面した人吉城の総曲輪に復元された角櫓・長塀と、後方の小高い丘に残る石垣群は「高御城(たかおしろ)」と呼ばれた本丸・二の丸・三の丸などの本城(内城)が築かれている詰城部分。
御館跡庭園 城主相良氏の居宅が置かれて藩政の中心の場所
御館(みたち)跡庭園の説明
散歩する人に人吉城の一番の見どころを尋ねると「はね出し石垣」と答えたので車で渡って来た水の手橋に戻り、小高い山の上に在る本丸・二の丸・三の丸などの手前、球磨川沿いの石垣・瓦葺白壁の方向から攻城開始。
左奥の舟着場と白壁とはね出し石垣
船着場と御下門付近
はね出し石垣、石垣の上部に石材が突きだす珍しい石垣
はね出し石垣(武者返し)ヨーロッパの築城技術と言われる
史跡 人吉城跡 説明板
人吉歴史館は二年前の洪水被害で大井戸遺構は閉館中であった
閉館中のガラス窓からの大井戸遺構、ガラスの反射が邪魔する
大井戸遺構の説明板の写真
大井戸遺構の後方、大台所跡・御厩跡と思われる跡
大台所跡・御厩跡の説明板
後口馬場の井戸跡、上に見える人吉城歴史館は二年前の水害以降は閉館中で地下室にある謎の石造りの遺構は見学できませんでした。
後口馬場の井戸跡 説明板
下井戸跡
大手門跡と大手門横長櫓(多門櫓)城内より
大手門跡
大手門横長櫓(多門櫓) 球磨川の支流・胸川の対岸より撮影
大手門横長櫓(多門櫓)と隅櫓の間を繋ぐ長塀は瓦葺漆喰白壁の下部は平瓦を張り付けた海鼠壁
球磨川と胸川の合流付近、復元した隅櫓(角櫓)
球磨川との合流点から胸川沿いに隅櫓と上流は横長櫓(多門櫓)
人吉城は中世城郭の特色を色濃く残す、相良氏歴代の居城です。
はね出し石垣は五稜郭にもあるとの情報で、日本100名城No.2西洋の技術で造られた五稜郭を見直すと確かに石垣の上部がはね出しの石が見られました。桜ばかり気にしていましたが西洋の技術であることを確認しました。
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