7月16日にスタンプラリーで登城した熊本県の日本100名城No.93人吉城の人吉城歴史館は2020年7月の球磨川氾濫で水没した影響で閉鎖されていたので人吉城跡の歴史と地下にある井戸の遺構などは見学する事が出来ず残念でした。
人吉城跡の次に向かったのは、人吉駅から肥薩線で二駅目の矢岳駅、ここに「人吉市SL展示館」があることを事前調査で知りSL訪問地として目的地にしていた。
肥薩線は、熊本県八代市の八代駅から鹿児島県霧島市の隼人駅に至る九州旅客鉄道の鉄道路線である。山間の険しい区間の多い肥薩線の山線の中で、最も標高の高い場所(536,9m)に位置する駅。矢岳駅(やたけえき)は、熊本県人吉市矢岳町にある、九州旅客鉄道(JR九州)肥薩線の駅である。令和2年7月の豪雨の影響で現在までも八代ー吉松は営業休止区間となっている。人吉から矢岳駅まで営業距離約18kmの険しい山道の走行を車では、こんな山奥にSL展示館があることが信じられない程の峠とカーブの多い山間部を、肥薩線営業距離よりも大きく遠回りしながら1時間以上も走りやっと辿り着いたのが矢岳駅であった。
人吉城跡の案内図、左上の隅に大畑駅の二駅目に矢岳駅が在る。ここに「人吉市SL展示館」があります。
撮影日2022年7月16日
矢岳駅 古い木造の平屋建ての駅舎
広い待合室はかっては利用客で賑わった幹線駅であったようです
誰も居ない無人の駅は静まりかえりガラスに映る自分の姿に驚く
ワンマン列車の乗り方・降り方をトリム
誰も居ないはずのホームに人影?ガラスに映る自分の撮影姿
休止期間中の肥薩線矢岳駅、現在は一面一線のホームだが構内の敷地は広々している。最盛期には島式ホームがあった形跡もうかがえる、木材や木炭運搬の貨物線や引き込み線が存在していたようです
人吉駅の次は大畑(おこば)二駅目に矢岳、吉松方面は真幸(まさき)、険しい山間部の肥薩線三駅は日本三大車窓に数えられる今は観光区間となっている
矢岳駅付近の案内図、2020年7月豪雨により営業休止中

訪れた午前10時半頃はシャッターは半開の状態でした
緑ナンプレのD51 170号車が1両のみのSL展示館は無人でした
以前はもう一両を展示していたスペースに動輪のみがありました

SL展示館の割には整備と保存状況はあまりよくないようです
炭水車の脇に隣のレールに動輪
機関助手側の手前のランボート上に重油補助タンクと重油タンクを二基装備した重装備、D51170号機は石炭に加え、重油を燃やすことで発熱量を増やして急坂の峠越えを牽引したたSLです。
D51では見られぬランボートの上、火室の脇あたりの重油タンクと蒸気溜めに繋がるパイプがある。石炭+重油で出力を上げた峠越えのための重装備
重装備のデコイチの隣に乗車記念撮影のサービス
いさぶろう・しんぺい 乗車記念、無人のSL展示館でしたが、この日の日付を見るとここを管理する方が居られる気配が感じられます。矢岳トンネルに掲げられている後藤新平の「引重致遠」の石額が目をひきます
壁に手書きのD51のメカニズムについては、見学者向け?
機関室を見学する階段はロープで入室を妨げていました
窓が開いていた機関士側 キャブ内は薄い緑色の塗装
キャブに入れないので85mmで窓の中の計器類圧力計を写す
線路脇の人吉市SL展示館の外観、展と館テンカンが欠落してます
最後にSL展示館前より矢岳駅駅舎ホームと構内の来館記念
見学者が自分一人だけの人吉市SL展示館、この日は日本100名城スタンプラリーの目的地である鹿児島城をナビに入力して険しい山道の峠を上り下り、難度の厳しい急カーブを何度も難度もハンドルを切りながら矢岳から鹿児島市街に向かう。
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