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2023年1月 4日 (水)

卯年の初夢は珍鳥の撮影

 元日、二日、三日の夜に見る初夢は、一富士(イチふじ)、二鷹(ニたか)、三茄子(サンなすび)が吉兆とされ、これらは徳川家康の好きなものと通常知られています。今まで無関心だったがこの後に、四扇(シおうぎ)、五煙草(ゴたばこ)、六座頭(ロクざとう)が続きます。シ~ロクは来歴や意味が分かりませんがこの6種類のものを初夢で見るとその年に幸運に恵まれると江戸時代から言われているそうです。生活習慣病の薬を服用して十数年生き延びて健康で自活していること自体が幸運と思う現在である。今年の初夢はなんと「珍鳥の撮影」でした。まだ野鳥撮影に未練が残る初夢です。手元の広辞苑・第七版(最新版)には「珍重:めずらしがって大切にすること」は掲載されていますが何故か?「珍鳥」の項目は広辞苑にはありません。未練がましくパソコンでWeb検索すると「珍鳥: めずらしい鳥。奇鳥。」と出ていました。インターネットにあって広辞苑には無いのが珍しい鳥の「珍鳥」です。

野鳥撮影は2005年3月から始めて、ブログは2006年6月1日から始めた目標400種の野鳥撮影でスタートしたこのブログも二年目の2008年6月1日に300種を発表してから、2009年6月1日の三年目で350種を達成した。先輩の鳥友たちからは野鳥の品種撮影のスピード違反と揶揄されましたが、この時分から野鳥品種のスピードが落ちてきました。二年間にやっと30種を追加して、野鳥撮影を始めてから2011年6月1日までの六年間に380種を数えました。野鳥撮影の夢でもあった目標400種の達成は、更に1年4カ月後の2012年10月に石川県で撮影した珍鳥アネハヅルであったが400種の野鳥撮影には本州で撮影した普通種だけでは達成出来ませんでした。沖縄・石垣島・西表島・与那国島・宮古島・対馬・小笠原・三宅島・舳倉島などの島固有の野鳥や珍鳥を求めて二十数度に渡る島嶼(とうしょ)への渡海遠征をしました。特に石川県輪島市海士町(あままち)に属する能登半島の北約50Kmに位置する舳倉島には世界中のあらゆるところから渡り鳥が休息に訪れます。暖流と寒流の融合する海産資源も豊富で、周囲の環境は鳥たちにとって「野鳥の楽園」となっています。この舳倉島(へぐらじま)に2007年5月から六年間通って五十種以上撮影した野鳥の中に、珍鳥が二十種以上となり目標400種達成に大いに貢献しております。

初夢は舳倉島で撮影した珍鳥でした。

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珍鳥チフチャフ 漢字名なし スズメ目ムシクイ科ムシクイ属大きさはエゾムシクイ大のL12cm雌雄同色 頭部が丸く尾が短い、上面はオリーブ色みのある灰褐色。

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チヤバラアカゲラ♂(茶腹赤啄木鳥)キツツキ目キツツキ科 夏鳥 L24cm雄成鳥は頭頂から後にかけて赤く、額から顔は白く、頬から喉以下の体下面は橙褐色で、尻から下尾筒は赤い、背以下の体上面は黒く白斑がある。

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チフチャフ 漢字名はありません L12cm 数少ない旅鳥または冬鳥として日本海側の島嶼(とうしょ)に渡来する、春の記録は少ないが写真は2011年5月の舳倉島の撮影。

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シロハラホオジロ♂(白腹頬白)スズメ目ホオジロ科 L15cm 数少ない旅鳥で日本海側の島嶼の記録が多い。雄は頭部が黒く、頭央線、眉斑、頬側線は白色、背は灰褐色で黒褐色の縦線がある。胸以下の体下面、腰から上尾筒は一様な茶褐色。腹中央部が白色。胸から脇に暗褐色の斑がある。

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シロハラホオジロ(白腹頬白)雄

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マミジロ雄(眉白)スズメ目ヒタキ科トラツグミ属 夏鳥 L23cm オスは全身スレート黒色で眉斑は白く、下腹中央、下尾筒の羽縁に小さい白斑がある。

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マミジロ(眉白)L23cm 雌は額から体上面はオリーブ褐色で、眉斑、腮から喉は淡褐色、脇は濃褐色で腹中央から下尾筒に小さい白斑がある。嘴は黒褐色。足は橙褐色。虹彩は暗褐色。

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ムネアカタヒバリ(胸赤田雲雀)スズメ目セキレイ科タヒバリ属 L15-16cm
旅鳥または冬鳥 雌雄同色 夏羽では顔から胸が橙褐色または赤褐色。腹以下の下面は淡橙褐色。頭頂から背に黒褐色の縦斑がある。背に淡褐色の4本の筋状の班がある。翼、尾は暗褐色で、羽縁は淡橙褐色。脇に灰褐色の縦斑がある。嘴は黒褐色で足は橙褐色。

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ヒメイソヒヨ(姫磯鵯)♂迷鳥 スズメ目ヒタキ科イソヒヨドリ属 L18・5cm 喉中央が白い。目先は淡橙褐色、喉から体下面は赤褐色。腹に黒褐色の斑がある。

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ヒメイソヒヨ雌(姫磯鵯)L18・5cm 雌は額から後頸、背以下の体上面はオリーブ褐色で、黒褐色の斑がある。腮から喉中央は白色の縦筋斑がある。胸以下の羽縁は黒褐色で鱗模様に見える。嘴は黒褐色でやや太く、口角は黄色。足は肉色。 

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イワミセキレイ(岩見鶺鴒)スズメ目セキレイ科イワミセキレイ属L15ー15・5cm 数少ない旅鳥または冬鳥 雌雄同色 額から上面はオリーブ褐色。細い眉斑、腮以下の体下面は淡黄色褐色。足は肉色。雌雄は不明。

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シマゴマ(島駒)スズメ目ヒタキ科ノゴマ族 スズメよりも小さいL13cm 数少ない旅鳥として主に日本海側の島嶼の記録がある。雌雄は同色。額以下の体上面は褐色で、頭部はややオリーブ色がかかるものと赤みの強いものとがある。腰から尾は赤褐色みが強い。眉斑は淡褐色で、不明瞭な眼の上でとまる。腮以下の体下面は淡褐色。羽縁が茶褐色または灰褐色と個体により異なる。脇は灰褐色。嘴は黒褐色で、足は肉色。

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コウライウグイス(高麗鶯)スズメ目コウライウグイス科コウライウグイス属L26cm 主に日本海側の島嶼で春の記録が多い。雌雄はほぼ同色。成鳥は全身鮮やかな黄色で、過眼線から後頸が黒く、雄はその幅が広く雌は狭い。風切りと尾は黒く、風切りの羽縁や尾羽上面の外側は黄色。嘴はピンク色みのある赤色で、虹彩は赤い。足は青灰色。

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コウライウグイス(高麗鶯)L26cm

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マミジロキビタキ(眉白黄鶲)スズメ目キビタキ科キビタキ属 L13cm 数少ない旅鳥として日本海側の島嶼(とうしょ)の記録が多い。スズメよりも小さい。雄は額から体上面は黒く、眉斑、雨覆いの一部、三列風切外縁は白色。腮(サイ、あご、えら)以下の体下面、腰は黄色。

 

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ヤマヒバリ(山雲雀)スズメ目イワヒバリ科カヤクグリ属 L14-15cm 頭頂、過眼線から頬は黒褐色。眉斑、腮からの体下面、耳羽の小さい斑は黄褐色、側頭は灰褐色、嘴は黒褐色。足は淡褐色、背は栗褐色で黒褐色の縦斑がある。

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コホオアカ(小頬赤)スズメ目ホオジロ科ホオジロ属 L12・5cm 旅鳥または数少ない冬鳥、主として日本海側の島嶼などに渡来する。顔は橙褐色。白いアイリングが目立つ。頭側線、耳斑の後ろは黒褐色。胸以下の下面は白く、黒褐色の縦斑がある。

珍鳥の概要は「日本の野鳥650」より抜粋・転載

 

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