笑点新メンバーの一之輔に期待
笑点は今から57年前の、1966年5月から日本テレビ系列で毎週日曜日に放送されている番組です。初代司会者の立川談志の昔から自分好みのお笑い番組でした。笑点の 放送回数は、2023年2月5日現在、2846回を数えます。 放送開始から56年以上たった今でも、日テレ系で屈指のお笑い演芸番組です。司会者になる前、昔の「歌丸と(三遊亭)小円遊」のハゲとバケモノの罵りあいなどの抱腹絶倒、笑点一番好みの番組は昇太の前の司会者として番組を盛り上げて2018年に81歳で亡くなった後も、終身名誉司会者の称号を持つ「桂歌丸師匠」と昨年9月に72歳で肺がん亡くなった腹黒&毒舌キャラの六代目「三遊亭円楽師匠」の両師匠による凄みのきいた「毒舌バトル」の掛け合いが過去の笑点では最も面白かったと記憶している。亡くなった円楽の後釜に候補に挙げられた噺家の誰になるのかメディアで騒がれていましたが今週の笑点大喜利で決まりました。
写真は新メンバー春風亭一之輔の著書の表紙、週刊朝日の連載「ああ、それ私よく知っています」のエッセイをまとめたスマホのメール機能で原稿を書いた三冊目の単行本。
今のりにのっている落語家・春風亭一之輔が、落語のイントロ「まくら」を噺(はな)すようにつづったエッセイ集の最新版。桂宮治が「笑点」の一員に抜擢された際の気持ちをスマホに綴った「新メンバー」、この他にコロナ禍で頻発した落語界の代演について考察した「代役」他、時事ネタエッセイを多数収録。「週刊朝日」連載の単行本化第3弾。
今週の日曜日2023年2月5日大喜利は円楽さんの席に座る新メンバー「今最もチケットが取れない落語家」ともいわれる人気の一之輔さん。司会の春風亭昇太さんに呼び込まれて袖から出てくると、客席からはどよめきが起こった。
「ちゃんとしなくても宮治ぐらいの落語はできる」大喜利の第1問は、「どうして一之輔さんが新メンバーになったのか」。一之輔さんとプライベートでも親交があるという桂宮治さんは、「これ本当の話なんですけど、私が日テレの偉い人にお願いしてあげたからです。川上くん、本気だよ」と本名の川上隼一(としかず)で呼びかけ、一之輔さんは「本名で呼ぶなよ!ドキドキすんじゃねぇか」とたじたじの様子だった。昇太さんの「ちゃんとしなさい!」に一言返すというお題では、「マンボNo.5」のリズムで「チャッチャチャチャッチャチャッチャチャッチャッチャちゃんと!できない!ウー!」と踊りながら陽気に答えた宮治さんに続いて、一之輔さんが呆れたように「ちゃんとしなくても宮治ぐらいの落語はできるんですよねぇ」と答え、宮治さんは立ち上がって「うるせぇなぁ!」とやり返した。さらに山田隆夫さんに「(座布団)1枚あげて!」と指示した昇太さんに、宮治さんは「あげなくていいよ~!」と野次を飛ばしていた。一之輔さんと宮治さんのやり合いで笑点が盛り上がった。今後はこの二人の掛け合いが歌丸さんと円楽さんの毒舌バトルに匹敵する興味津々のシチュエーションを期待すること大である。
春風亭一之輔著・朝日新聞出版「まくらの森の満開の下」の第五章の芸能界のまくら、201~203頁に三平に代わる「新メンバー」では、1歳上の桂宮治は落語界では後輩、とのプライベートなやり取りなどが紹介されていた。
笑点メンバーが林家三平から桂宮治に代わった時の201~203頁は個人的に親交ありありの辛口のエッセイ
SNSの情報や視聴者の反響は、一之輔と桂宮治とのやり取りを称賛。「笑点の歌丸師匠、(三遊亭)小円遊師匠の罵倒合戦が好きでした。一之輔師匠の登場はかっこよく、宮治師匠とのやりとりはあの頃の笑点を思い出しました」「昔楽しんでいた笑点のテンポの良さと小気味よい毒が戻ってきた、そんな感想を持ちました」といった書き込みに同感の思いでした。更に「笑点の新メンバーが一之輔師匠になったことで、一番うれしいのは宮治師匠とのバトルが観れること」「桂宮治と春風亭一之輔の掛け合い」毒舌バトルを期待した「歌丸師匠vs円楽師匠の罵倒合戦引き継いだ形で笑点大いに盛り上がりそうだ!」と、今後への期待の声が相次いでいた。
来週からの笑点大喜利が待ち遠しい!!
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