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2023年6月

2023年6月16日 (金)

初見初撮の回想・ギンザンマシコ

 12年前の2011年7月から知床峠でギンザンマシコの撮影を開始する以前は、2007年に初めて大雪山系の旭岳ロープウェイで姿見池駅(標高1600m)で下車してから約20分の第三展望台まで登山してここからの撮影が多かった。(以下は2006年6月15日旭岳で初見・初写のギンザンマシコのブログより転写)

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第三展望台からの旭岳とすり鉢池

北海道の朝は早い、日の出は4時前であり、夏季の旭岳ロープウエイの一番発はAM6時、これでも野鳥撮影には遅いのになんと更に遅く6月15日、旭岳ロープウエイは6/1~第三日曜日の前日までは始発は8:45分、約10分の所要時間で姿見池駅につき、そこから雪原を10分歩き第一展望台、ここで目指すギンザンマシコを探すがいない模様で、更に雪原を10分くらい登り、第三展望台につくと、先着のカメラマンが二人いたので、前評判のポイントと判り背負ってきたザックから600mmを取り出し1.4倍のテレコンを付けて、撮影開始まもなく雪原に♀がいるとの声で撮影したが露出をハイマツに合わせていたので、露出オーバーの写真になります。

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第三展望台から雪で覆われたハイマツ帯雪原のギンザンマシコ雌

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第三展望台から撮影した雪原のギンザンマシコ♀

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ハイマツが吐出する雪原で餌の松ボックリを探すギンザンマシコ♀

午前中は♀の出現はこれきりでした。11時までに♂が2回ハイマツの実を食べるところを見つけたが、50m位が2回で近づいてくれない11時過ぎに約25mの至近距離に来てのを撮ったのが最後に風が強くなり風速18mでロープウエイが止ると、二時間かけての歩いての下山になると事前に説明があり、巡視のスタッフが来たので確認すると今は15mで午後は更に強くなるとの返事を聞いて、カメラとレンズを仕舞い下山の準備をしてロープウエイ駅に戻りそのまま下山してしまった。重たい機材を担いで二時間も雪道を歩いて下山する恐怖心が強かったせいである。
♂3回♀1回の撮影で初見初写のギンザンマシコを撮れた満足感は十分あった。それにしても下界は20度もあり汗ばむ気温であったが、山は気温7度で風も強く体感温度は5度以下の寒さであった。夏でも高山は雨具と防寒服・手袋は必要と痛感した次第である。♀はあまり目立たない黄褐色ですが、雪原により露出オーバーとなり単なる証拠写真、♂は赤色というよりも赤銅色ようなドギツイ赤といった感じでした。
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ハイマツの実を採餌するギンザンマシコ♂の初撮り
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ハイマツの実(松ぼっくり)を採食するギンザンマシコ雄
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ギンザンマシコ雄
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ギンザンマシコ雄
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ギンザンマシコ雄の補正
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ギンザンマシコ雄の飛び出し
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ギンザンマシコ雄の飛び出し(補正拡大)

 

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ギンザンマシコを撮影した第3展望台にて、真夏とはいえ体感温度5℃位なので長袖の下着の上に厚手のスポーツシャツ、その上に冬用のフリースを着て更に雨具を着て持って来た衣類を全て着込んで朝の寒さを凌ぐとこのようなブザマになる。晴天の1600mあたりでもこの有様である。

2007年6月から2010年6月までの四年間ギンザンマシコの撮影で登った旭岳第三展望台の回想です

2023年6月 8日 (木)

初見初撮の回想・藻岩山のクマゲラ

 日本産キツツキ類中、最大の46cmで全身が黒く、虹彩と嘴が黄白色で♂は額から後頭にかけて赤い。♀は後頭から頭部の中ほどまで赤いのが成鳥クマゲラ成鳥です。今から17年前のクマゲラの初見・初撮りは、札幌市慈啓会病院前の藻岩山登山コースを50m位上った登山道の脇に営巣していた巣立ちまで約一週間といわれたクマゲラ親子です。ここもシマフクロウの撮影地の鷲の宿で同宿した時に初北海道の自分が撮影地の情報をいただいた愛知のベテランのI氏に教わった場所です。初見のクマゲラの雛は♂頭の赤い2羽、♀2羽の四羽です、♂はカラスやリスが近づくと、キョーキョーと甲高い警戒の鳴き声をします、この鳴き声で雛は頭を出していたのを引っ込めます。この鳥は樹に止る時や営巣に近づくとキョーンキョーンとよく鳴きますので存在はすぐ判ります。営巣木のそばで蟻(餌の8約割は蟻とその幼虫)を探す♀も撮れました。初めての北海道野鳥撮影で初めて見て!撮った!!クマゲラです。しかも藻岩山のクマゲラで初めて4羽のヒナの営巣でした。使用したカメラは手持ち撮影でNIKON D70と大型三脚に600mmレンズとNIKON DXの二台のカメラで小雨の中での撮影でした。

撮影日は17年前の2006年6月16日の初クマゲラ

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撮影日2006年6月16日クマゲラの初撮りは手持ちのD70

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D70の手持ちで撮影はピントが甘くなったがヒナ四羽の証拠写真

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ピントが合った写真もあります

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手持ちD70のピンアマ

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三脚とDXと600mmレンズ カラスを警戒

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Xの写真

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D70の給餌の写真

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♂親の給餌 クチバシに餌が見える

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カラスやリスを警戒する♂親

どこにもその土地の撮影地には仕切る人が存在します。藻岩山のクマゲラを守る会のS氏は雨の日も風の日も毎日この登山道からクマゲラ一家を営巣する時期は毎年毎月毎日のように見守っているので、何でもご存知の方である。彼によると、今年は卵は5つあったが4羽の孵化は5月28日、過去からの経験と計算では巣立ちは6月25日頃らしい。一度に4羽か毎日一羽づつかは不明。16日は午前10時半にここに到着した時は雨でカメラマンは誰もいなく、守る会のS氏と関東方面から来られたベテランの3人組みだけだったが、午後から雨が止むと3人組みもカメラを持ち出して撮影開始、他のカメラマンも集まるがここは登山道であるので、登山道の両側の溝の中から登山客や散歩する人に邪魔にならないようにして撮影、給餌する場面を撮れる位置はせいぜい10人くらいがベストポジションであった。写真の営巣木が濡れているところと乾いたところがあるのは雨天の証拠写真、明るい写真はD70の手持ちでボケ気味ですが雛4羽の証拠写真となった。17日も雨天の中で撮影、時々止むとまた降りだす、時には激しく降るが土曜日とあってそれでもカメラマンが多い、昨年も同じ木に営巣した巣穴があるが今年よりも6m位下で向きは登山道に対して斜めの位置で今年よりも見難い位置にあったようだ。守る会のS氏の話の続きでは5つあった卵の一つはなぜか親が持ち出して4羽孵ったが4羽は初めてであり、通年は2羽か3羽で今年は珍しい年である。雛の危険な時期は巣立ちの時にカラスの襲撃、雛の時期はヘビ、モモンガだそうです。新しい巣穴は深さが入り口の下から30-40cmも深く木粉も敷いてある。雛の声はジェジェは餌ちょうだいの鳴き声、親のキエーキエーと甲高い鳴き声は警戒の合図、雛に非難しろ、きつい鳴き声のキョキョは雛に餌はお仕舞いだから首を引っ込めろ!の合図らしい二日間とも雨天で傘をさしたり、コンビニのビニール袋でカメラとレンズを保護しながらの撮影であったが、暇な時はS氏の話を聞いていたので結構楽しく撮影できた、それもそのはずクマゲラは初見初撮しかも雛4羽の新記録で記録ずくめの野鳥撮影でした。
(当時のブログより転載)

登山道の札幌藻岩山のクマゲラはこれが最初で最後になりました。翌年からは登山道から撮影出来る場所に営巣しなかったようです。

 

2023年6月 1日 (木)

初見・初撮りのシマフクロウの回想

 本日でこの「ケンさんの探鳥記」は満17周年となります。現役引退後の61歳からはそれまでの会社組織の方針ややり方に縛られず、自分の意思で好きな旅行や趣味に生きる人生80年を楽しむ絶好の機会を得た。引退直後の四年間は全国の桜を追いかけていたが2005年3月誕生月の65歳から野鳥撮影をはじめて、翌年の2006年6月1日から野鳥ブログも開始した。ブログのカテゴリーも野鳥・桜・趣味・観光・温泉・鉄道・100名城と自由勝手気ままにブログのジャンルを増やしてブログのタイトルが増えました。このカテゴリーの増加が最盛期に毎日のようにブログ更新の糧になりました。
明日から18年目がはじまりますがこの数年間に人生100年時代の到来を迎えて、満17年間の長期に渡る遠征や野外活動で体力の維持を図ってきましたが、コロナ過の三年間は2006年から15年間も継続していた北海道への長期滞在が直近の三年間は途切れました。これによりコロナ過の直近三年間は野外活動は減少しましたので80歳代の高齢化とともに体幹の衰えが足腰にあらわれました。歳月人を待たずで体幹と体力は年々歳々雪崩の如く落ちていきました。コロナ過の直近三年間はそれまで5年間継続していた春先から初夏かけての三ヶ月間の北海道滞在中の北海道道の駅スタンプラリーも中断しました。もしかすると中断ではなく最後となり終了の恐れもあります。

写真は初めての北海道遠征で撮影した樹上のシマフクロウ

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2006年6月11日知床羅臼・鷲の宿・シマフクロウの初撮り、当時はストロボ撮影が許されていました。  

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初撮りのシマフクロウの撮影地、鷲の宿の庭先を流れる清流の中に池を作り、生簀のヤマメを7,8匹入れてシマフクロウの餌にする

 いつまで続くのかとブログを管理しているNIFTYのココログスタッフも気にしているようです。「ケンさんの探鳥記」は17年前の2006年6月1日にスタートしましたこのココログのブログは初めは無料のココログ・ベーシック 使用可能なディスク容量は2GB(2000MB)でした。次のステップはディスク容量5GB(5000MB)の有料のココログ・プラスでした。最後はディスク総容量は10GB(10000MB)の契約で月額950円有料のココログ・プロで現在に至りました。これらのディスク容量は無料当時からの継続しているトータルの容量ですので継続してきた容量は10GB(10000BM)です。
ブログ開始から満17年後の2023年6月1日現在の契約ディスク容量は、
10000MB(10GB)のうち使用容量は9880MB、残り容量は120MB 使用率98.80% 残り1.20% となっている。残り容量はほんの僅かとなりました。

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暗くなる午後7時頃から池のヤマメをシマフクロウが鷲掴みする

因みに過去17年間の1回あたりの平均使用容量は3920回のブログで写真は54000枚の実績。ブログ更新3920回。ブログあたりの写真平均枚数は、54000÷3920=13・7枚となっている。ブログを始めた頃は撮影場所からのモバイル通信でブログを発信したこともあり、写真が2~3枚のブログもかなり存在したが最近は最大30枚のブログもあり、開始~現在の17年間のブログを平均すると約14枚となります。使用したディスク容量は9880MBを3920頁の平均は9880÷3920=2・5MB/頁 この数字を使用してブログが書ける回数は残りの120MB÷2.5=48回となります。

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初めてのストロボ撮影、直射光が目に入ると赤目になります

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三台のストロボを使用するが同期発光が出来ないとカメラ直付けのストロボの発光だけでは赤目になります、ストロボ撮影の素人でした

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初めてのストロボ撮影は要領が分からず思うような写真が撮れず

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稀に他のカメラマンのストロボと同期すると黒目が撮れる
タンチョウなどを撮影した春国岱原生野鳥公園ネイチャーセンターの情報で宿泊した民宿風連の御主人に紹介されたシマフクロウの撮影地は、羅臼の鷲の宿は羅臼共栄町のひかりごけ洞窟PAの先にある小さな橋を渡り左折して50m位のところにある。10人も泊まれば満員の宿に時期がくると連日10数人が相部屋に泊まるそうです。12日は愛知県のI氏と二人で同宿。川幅10m位の清流に 池を作り川岸にある生簀から7,8匹くらいのヤマメを入れる。100mも下れば海に流れ込む川はかなりの急流で岩盤と岩がところどころに有り、生簀から取り出したヤマメを網に入れて暗くなると池に入れる作業はかなり危険な作業と思える、12日は経験者が2,3回入れてくれたが、自分でやるとなると懐中電灯を持ちながらの川の中での深夜作業となる。川岸に沿って車5台位が置けるポジションとベテランはストロボ台を常設している模様である。自分はカメラにストロボ(ガイドナンバー38)を直付けして撮影したが、全て光量不足とシマフクロウが赤目になる。経験者はストロボを外付けで被写体に近づけたりシマフクロウの目に直接光が行かないように二灯以上のストロボを使用している。夕食は蟹とサシミ付きで5700円(プラス餌代1000円)は良心的な女主人の経営である。風呂はここから6キロ6分位の無料の露天風呂熊の湯に朝夕入り天然温泉を満喫できる。夕食後7時半頃からヤマメを池に入れるが、待ちきれずにシマフクロウが来ている時もある、今は子育て中なので頻繁に餌獲りに来るようだ、最初に♂が来て二匹食べてから一匹を嘴に咥えて巣に戻るが5回に一度、日に2回位は番いで餌獲りに来る、♂には青い標識が左足についているが、♀にはないので♀の方を写真を撮りたいが、頻繁に来るのは♂である。最初のうちは20分位の間隔が段々と間隔が開いて2時間も来ない時もある。池の中のヤマメが無くなると池の縁をウロウロ捜しますので撮影チャンスも多くなりますので、一度に多く入11~12時前後にはまた間隔が狭まるが深夜1時頃には撮影を中止して、投光器を消すが、11日はその後も餌を探しに来ていたようだ(当時のブログより)


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池の中のヤマメの様子をうかがうシマフクロウ

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撮影日2006年6月11日池の中でヤマメを掴んだシマフクロウ

世界自然遺産の知床半島・羅臼の鷲の宿には番のシマフクロウと子供の3羽が日が暮れると、餌を捕りに毎晩のようにやってくる。♂には足管はないが♀には空色、子供には金色の標識がある。天然記念物、国内希少種、北海道RDB絶滅危機種

17年前の6月に北海道初遠征で初見・初撮りのシマフクロウでした、残りのブログ容量が少なくなったので写真を減らしています。


 

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