サンコウチョウの営巣
青く目立つコバルト・ブルーのアイリングがあり長い尾をヒラヒラさせて暗い杉林の中で昆虫をフライングキャッチするサンコウチョウは毎年楽しみにしている夏鳥です。神奈川県内の山林で6月9日と7月18日に撮影したサンコウチョウ営巣の写真ですが、残念ながら両方とも雛が孵ることなくコップのような形の巣はなくなりました。これらの営巣中の写真は巣立ちが終わるまで発表を控えていましたが、今年は雛の姿も見られずに終わりました。7月18日に6月9日に撮影した場所を確認しましたがコップのような形の巣があったところは跡形も見られませんでしたので持ち去られたものと思われます。7月18日に撮影した巣は鳥友からの情報では21日にあったが22日には巣が無くなっていたので蛇に襲われたのではないかとの情報がありました。残念ながらこのままでは今年はこの山林では雛の巣立ちを見ることなく8月には尾羽が抜け変わって短くなった雄と子育てが出来なかった雌が南の国に寂しく渡去するサンコウチョウの番いがありそうです。
雌の抱卵です、一見すると巣の右下に雄の尻尾のように見えるのは木の枝
カメラのホワイトバランスを変えた写真
18日撮影した別の営巣です、雌がこれから抱卵体勢に入る直前です、この日はam5-9時まで雄の鳴き声が遠くでフィチイ フィチイ ホイホイホイと月日星と聞きなして聞こえていましたが何故か抱卵には来ませんでしたので小雨も降ってきたので帰りました。青い目とコバルトブルーのアイリングと長い尾のヒラヒラを目当てに来たのにそれが見れないとは・・・
雌の抱卵中、これから五日後にはこの巣はなくなりました。近所いた蛇に襲われたと聞きましたが・・・・この巣は後ろの杉の大木から垂直に伸びた長さ3,4mの枯れた枝の二股に別れたところにコップの形をして地上から7,8m位の比較的ヘビが登りやすい位置にありました?
45日も発表を控えると賞味期限切れかも?夏鳥ですので消費期限はまだありました。
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