ルリカケスの棲む森
奄美の方言では北を「にし」と言います、ルリカケスの棲む森の上にある蒲生崎観光公園の展望台から晴れた日に北方はるかに十島の島々が展望できます、奄美に伝わる平家伝説では、寿永4年1185年に壇ノ浦の戦いで義経に敗れた平家の落人が九州の東海岸沿いから逃れてきて、平資盛を総大将とする平有盛・行盛など総勢300人がこの奄美大島に流れ着き住み着きましたが、源氏の追っ手の船を警戒した平有盛・行盛が遠見番を設けた場所が、笠利湾の入り口をはさんだ相対する右手の屋仁崎(蒲生崎)には蒲生左衛門を、左手の安木場崎(今井崎)には今井権太夫を配して近海を監視させ、敵の襲来に備えたと言う蒲生崎・今井崎の由来があります。遠見番が源氏の来る北の方角をいつも監視していましたが、敵が「来た」と「北」を混同しないように北を「にし」と呼んだそうです。因みに東はあがり、南はへー、西は入り。
マツボックリの生る松の木に二羽が佇んでいました、松の下はドングリの生る樫の木です
展望台(遠見番?)からにし(北)の遠くには3羽のルリカケスが見えました、高い松の下は樫の暗い広葉樹林です、真ん中のルリカケスが下の樫のドングリを探しています
松の木の天辺でかすれた声でルリカケスが「シャーシャー」とか「ジャアー」とか「ガーァ」とか鳴いているのが聞こえます、仲間に対する遠見番?
ドングリを足で押さえて皮をむき器用に食べるルリカケス
松の木の天辺でかすれた声でルリカケスが「シャーシャー」とか「ジャアー」とか「ガーァ」とか鳴いているのが聞こえます、仲間に対する遠見番?
駐車場から展望台に向かう遊歩道から撮影した展望台、ここに登ると360度の景観、夕日を眺める有数のポイント。
平家落ち武者、遠見番の蒲生左衛門を祀って建てられた蒲生崎の蒲生神社と鳥居脇の古い武者像
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