今年で四年連続四回目の旭岳である。先月の28日(日)にAM5:30に臨時発車した一番のロープウェイには100人近くの山開き団体登山客と一緒に標高1100mのロープウェー駅から9分間の空中散歩で標高1600mの姿見駅に着く、ここの売店でグリーン缶の旭岳地ビールを二缶を購入するのが昨年からの楽しみになった、第3展望台までの途中で第1展望台を過ぎると散策路にはまだ雪渓が残っているのでここで缶ビールを入れたビニール袋に正午まで冷やすために雪を詰める。さらに雪渓を転ばないように進むとそこがすり鉢池、右上の階段を登ると第二展望台、いつも左に曲がるとそこが目指す第3展望台である、姿見駅からここまで荷物が無ければ15分で来るが約20kmの装備を背負っては、途中で雪の調達では20分以上は掛かるが、この朝はこれでも写真屋さんがいなかったので一番乗りである、ベンチの日陰にビールを隠してお昼の楽しみとする。それから30分以上経ってから二人目三人目が来られたいずれもどこかでお会いした顔見知りである。その後に二日前の早朝にオムサロ原生花園でお会いしたガイドさんを含めて8人の野鳥撮影ツアーのご一行様とまたここで合流する事になった、北海道は広いようで意外と探鳥地は狭いようである。
第3展望台から広角で撮影した快晴の旭岳と手前のすり鉢池、池には逆さ旭岳が映り氷が浮かぶ
第3展望台にて、真夏とはいえ体感温度5℃位なので長袖の下着の上に厚手のスポーツシャツ、その上に冬用のフリースを着て更に雨具を着て持って来た衣類を全て着込んで朝の寒さを凌ぐとこのようなブザマになる。晴天の1600mあたりでもこの有様である。トムラウシ山で遭難死された方々は凍死と報道されていましたが、北北海道の2000m級の山で雨と強い風の荒天では体感温度はゼロ以下と思われる、夏山とはいえ山の装備は万全にしなくてはと寒い思いを反省したのであるが正午近くではこれから2枚も脱ぐ暑さになった、旭岳地ビールがなんとも美味かった!
美瑛や富良野方面にあたる位置関係から見るとナナカマドの花の上のノゴマの後方にある山々の一つに大雪山系の日本100名山のひとつトムラウシ山があるはずであるが曇天では見えない。更にその左後方はこれも100名山の十勝岳がある。
キバナシャクナゲ、旭岳は高山植物のお花畑といわれ一周約1時間の姿見の池周辺の遊歩道を散策する観光客や登山客の楽しみです。
エゾノツガザクラ、この花も上と同様にギンザンマシコの撮影の合間に第3展望台の付近で撮影したものです
キバナシャクナゲの蕾の上いたノゴマ♂です
ハイマツのギンザンマシコ♀、雄の赤い部分が黄色の地味な♀です
上の♀よりもかなり近くで撮れたハイマツ上のギンザンマシコ♂、ハイマツの種子が食べやすい嘴の形に見える、その他にナナカマドなどの木の実や昆虫類も食べる。(写真は縦切りの上にトリムしてあります)
3年前に初めて来た時は風が強く巡視のスタッフが午後には更に強くなるのでロープウェイが止まる恐れがあるとふれ歩いていたのを思い出した、重たい機材を担いでの下山はまっぴら御免とその時は「今は風速何メートルですか?質問したら15mと答えてくれた、18mではロープウェイは止まるとも聞いたので念願であったギンザンマシコの初見・初撮りは成就したのでそさくさと下山した覚えがある」今年も数日前に朝登った鳥撮りが天候の急変でロープウェイが止まり1時間以上もかけて下山して来たと聞いてゾォ~トした。ロープウェイが全く動かなかった日もあったらしい、夏山とは言え北海道の2000m級の山は本州の3000m級に匹敵する山の寒さ怖さがあるようです。
最近のコメント