でっかいどう!岩見沢駅&岩見沢運転所
天高く馬肥ゆる秋に夏の北海道の思い出、北海道の野鳥撮影はいつものように雨模様の日は野鳥撮影をほったらかして俄か鉄ちゃんに変身して、エゾフクロウ雛4羽の最後の撮影日となった6月9日朝9時には三笠市内の幌内線廃線駅萱野駅跡を撮影していたその足で約4km隣の岩見沢駅に向かった、北海道内で最古の鉄道である幌内鉄道の主要駅として開業した非常に古い歴史を持ち、幌内炭礦・幾春別炭鉱、空知炭鉱から運んで来た石炭を手宮港(小樽)室蘭や苫小牧港へ積み出す貨物列車が多く往来したので岩見沢駅の敷地は北海道でっかいどう!であったが炭鉱の閉山により石炭輸送はなくなり、広い敷地はかっての繁栄を物語る。
JR北海道HP岩見沢駅より転載した岩見沢駅構内図、右端の連絡歩道橋南口の無料駐車場に車を入れて、3階の連絡歩道から岩見沢駅を撮影する。単式1面1線と島式2面4線を合わせた計3面5線を有する地上駅だが、跨線橋と駅舎3階の改札口が直結しているため構造的には橋上駅 に近い。ホームのない副本線(2・5番線)もあり、2番線は主に貨物列車の発着、5番線は車両の留置などに使用される。夜間滞泊 設定駅であり、7番線以降にも多数の側線を有する。2009年に開業した4代目の駅舎は、3階建て総ガラス張りの駅舎とは思えないぐっとデザイン大賞を受賞した近代建築の今でも新しい駅であり、改札口とみどりの窓口は3階にある。
岩見沢駅構内の跨線橋と1番線と3番・4番線、6番7番ホームは画面右手に一部見えます
3番4番線のホーム先端と広い駅構内、線路は12線路まで数えたがここからは岩見沢運転所内の鉄路はわからない
画面右端の建物は駅構内から撮影した岩見沢運転所、手前はチキ6000形レール輸送用貨物車、中はキハ40 1784気動車 苫小牧-岩見沢の表示が見える
長い連絡歩道橋の北口から歩いて直ぐに明治時代の建築と思われる赤レンガの建物がある。新しいアルミ製のドアガラスに「JR岩見沢レールセンター事務室」の文字が見える。レンガ造りの建物にはところどころに修復の跡が見られ、社章のような大きな形状の✡印が認められる。
この由緒が.ありそうな建物をウィキぺディアで調べてみた。レールセンターは道内各地のJR路線で使用されるレールを加工を一手に行っており、青函トンネルの全長52kmに渡るロングレールの製造にも携わっている。事務所は旧北海道炭礦鉄道の岩見沢工場材修場を使用しており、近代化産業遺産]および準鉄道記念物の指定を受けているほか、日本建築学会も建築学的に希少性の高い建物として認定している。岩見沢工場材修場は1892年(明治25年)の北海道炭礦鉄道(現・JR室蘭本線)開通後、車両製造と修理のために建築された施設である。頭頂部に掲げられている五稜星のマークは旧北海道炭礦鉄道の社章であり、現存するものはこれが唯一だと言われる。1898年9月着工・翌1899年8月に完成した建物である。
岩見沢レールセンターの前に岩見沢運転所の看板
岩見沢レールセンターにはレール輸送用貨物車チキ6000形が配置されている
岩見沢運転所の煉瓦造り建物の裏に回り、暫く民家のある公道を歩くと、公道からの出入り口と思われる金網の塀がなくなった部分から岩見沢運転所のレール運搬用チキ6000形を撮影、その奥に客車が見えた
夏草に埋もれた中に色の褪せた廃車?が留置されていた、夏草で完全には読めないが3両編成の普通列車S-117 クハ711-217 と思われる
上の写真に連結されている二両目、いずれもコンデジの望遠撮影
煉瓦造りのレールセンター前に戻り、岩見沢駅7番線ホームを撮る、ここから3階の自由歩道橋から改札口へ戻る
改札口から1番線ホームから3番・4番・6番・7番線ホーム方向の跨線橋
跨線橋の6番・7番線ホーム側から3番・4番と1番ホーム・改札口と待合室方向
本州から来た者にはものめずらしい実物大のそりを引く農耕馬の木彫、一番線のホームには岩見沢始発 11:05発 の手稲行、区間快速いしかりライナーが待機中
岩見沢競馬場で開催されたばんえい競馬の宣伝用に作成された。銘板には農業用馬の木彫、彫刻家中川貞司氏、馬橇と馬具・装具は実際使用された現物のようだ、昭和55年4月10日から3.4番ホームに35年間も展示されているようだ。2006年(平成18年)にばんえい競馬が廃止された後は1番線ホームに移動されたとものと思われる。輓馬の体重は1トン、ばんえいは「輓曳」、輓馬(ばんば)が橇(そり)を曳くという意味。
札幌10:00発 L特急スーパーカムイ11号が定刻10:25に6番線ホームにクハ789系が入線してきた
10:25発 L特急スーパーカムイ11号旭川行が発車した後部を撮影、上は3階建て自由通路、この左手に歴史的建造物の中に岩見沢レールセンター事務室がある
一番線に手稲行 区間快速いしかりライナーが入って来た、G113クハ731系3両編成
11:05発 手稲行 区間快速いしかりライナー
1番線のいしかりライナーと3番線の普通車、右側が駅舎後方が跨線橋
4番線にL特急スーパ―カムイ18号札幌・千歳空港行が入線してきた先頭車両はクハ785系
4番線より、11時55分発札幌・千歳空港方面へ発車したL特急スーパーカムイ18号の後部車両クモハ785系
俄か鉄ちゃんの素人には車両形式の調査には時間が掛かるがそれが視力が落ちて車の運転と野鳥撮影が駄目になった暇つぶしになっている。
昨日は21年前のお彼岸の墓参りの翌日に他界した母の祥月命日で彼岸入りの20日に続き、二度目の墓参りであった。7月30日に菩提寺のお施餓鬼、8月のお盆と歳をとるとお墓との縁が深くなる、10月は亡父の祥月命日のお墓参りがある。
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